新しい部署は精神的に楽だ。
でも、きっと前の部署にいた時のストレスが体に残っている。
やっと、そのストレスが原因だったと思われる皮膚炎も最近ステロイドから卒業し落ち着いてきた。
繰り返していた炎症も、再発してもすぐ自力で治るところまできている。
食生活をとにかく気を付けて、カフェインとアルコールを控えて...
皮膚も体全体も健康的になってきたが、今度は我慢が多くなってまたストレスになってしまいそう...
と、思っていたので有休をとってこの映画を見た。
「ネオン・デーモン」は、まさにそんなストレスを忘れてしまうくらいのインパクトがあったのであ~る。
私は...
というか皆さんもだと思うんだが。
傑作「ドライヴ」のせいでこのニコラス・ウィンディング・レフン監督には毎回期待してしまう。
(↓過去記事はこちら)
が、毎回裏切られるので今回も期待はしていなかった。
そして、ブロガーさんの中でも非常に賛否両論でやや駄作という声が大きかったので期待はゼロであった。
ですが。
"ですが"ですよ??
私なので。
私だからだと思うんですが。
変な映画が好きなんですよね、やっぱり。
結論から言うと....
めっっちゃ好きな映画でしたね。
久々に映画館で動揺しました。
この日の夜は、ちょっと悪夢にうなされるほどでしたね。
でも、そういう映画を待っていたのです。
この人にしか作れない変な映画!!
心からありがとうございますと言いたい。
主役は女。
男は添え物。
その美しさは罪なのか。
追求しすぎた美は、ハイレベルすぎてダサくなる。
あの化粧はコントか。
笑っちゃいそうなくらい滑稽なのだが、今のファッションやメイクもそうかもしれない。
流行ってなんだ?
モデルが着ているからオシャレなのか?
正解はいつだってない。
みんな、誰かを目指して美しくなろうと必死になる。
美しさの頂点は悪魔のように怖ろしく、実は醜いことに気づいていない。
ここに登場する女は、みんな痩せこけていて顔色が悪いではないか。
美しさを求めるあまり、自分を作り変えてしまっているのだ。
天然の美しさは、才能と一緒。
唯一無二だから余計に欲しくなる。
常に奪い合い、殺し合いをしている。
そんな執着の塊をあざ笑っているかのよう。
オソロシイ、怖ろしいくらいに輝いている悪魔たち...
ふと、我に返る。
自分にもそういうところがあるんじゃないかって。
誰かより少しでもよく見られたいと思って、外見ばかり気にしたり。
そもそもオシャレってそんな虚勢からするものなのかなぁと考えたり。
女性には響く要素がたくさん。
そう、実は美しいってグロい。
だからこそ、私は共感し震えたのかもしれない。
ちぶ~的デーモン度5
エルちゃんの小悪魔っぷりはよかった。が、本当の悪魔メイクをしていた人は他にいましたね。