みんな噂話って大好き。
本当かどうかはあまり関係ない。
嘘なのか本当なのかどっちなんだろう~というだけで楽しめてしまう。
それが行き過ぎると「ナイトクローラー」みたいになっちゃうかもしれない。
.....コワ!
就職氷河期のこの時代にはこんな映画ができてしまう。
見ていても共感してしまう自分がいる。
秋田に帰ってきて就職活動をしていたあの時....
私もこのルイス(ジェイク・ギレンホール)みたいになっていてもおかしくない。
秋田の就職率って低いと思う。
そもそも給料が低い。
だから若い人はどんどん県外に行く。
そのほうが稼げるし仕事も選べるからだ。
事務員一人の募集に30人以上応募があるなんて普通にある。
面接に行った瞬間に受からないだろうと分かってしまう。
面接官はこっちの目すら見ていない。
それでもそんな奴らに媚びて仕事をもらわければならないと生活ができない。
そんな焦りと絶望がルイスを生んだともいえる。
まぁ、すべては社会のせいだなんて考えは甘すぎだと思いますけどね。
生きるには金が必要。
名誉は、今までの自分を大きく変えてくれるパワーだ。
称えられれば称えられるほど強くなる。
そんな欲がどんどん増えていく。
止めることができない下衆い心に寄り添う悪魔のささやき。
私は....
ルイスは、カメラマンじゃなくて映画監督になればいいのにって思ってしまいましたよ。
どうせ生み出すなら、最初から全部フェイクの方が健全ですからね。
ちぶ~的下衆度5
マジで怖い!冒頭からジェイクさんの目がいっちゃってたよ。血眼ってあのことだな...