去年、皮膚炎になってからは会社にはほぼスッピンで通っている。
だから、今まで使っていたメガネをかけれなくなった。
なぜなら、スッピンが目立つデザインだったから。
しょうがないので、昔使っていたメガネをかけていた。
そのメガネは太いフレームでスッピンを隠せる。
だけど、度が合わないせいか目が疲れてしょうがない。
おかげで頭痛がひどくなってしまった。
しかも、外では使えなくなったメガネも壊してしまい...
ケチして我慢していたが、諦めて新しいメガネと壊れたメガネのフレーム交換をしに行った。
シネマパレで「潜水服は蝶の夢を見る」を見て、本当に目はもっと大切にしなければバチが当たると思った次第である。
ずっと気になっていたが、私の嫌いな感動作っぽくて敬遠。
今回、シネマパレで上映するということでやっと見た。
華やかな人生が、原因もよくわからないまま消える。
誰にでも起こり得る。
怖すぎる実話。
こりゃ、ホラーである。
ある日、いきなり閉じ込められた。
まるで潜水服を着て海の中に置き去りにされたように....
そんな表現が詩的で幻想的。
彼の想像力がいかに生命力を与えたかよくわかる。
左目のまぶたしか動かない。
それだけの動きでコミュニケーションをとる。
たくさんのまばたきで言葉を綴る。
気の遠くなる作業。
それでも彼は、今の自分を残したかったんだと思う。
不幸は今までの罰ではなく、不運としか言いようがないけれど。
きっと、もし自分も彼のようになってしまったら...
今までの人生を振り返り後悔してしまうかもしれない。
証を残すことが彼にとって大きな救いだったのかもしれない。
魂の叫び。
フィルムでこの目に焼き付けることができて私は本当に幸せだ。
ちぶ~的まばたき度5
片目のまばたきだけがコミュニケーションの手段って...目の役割ってただ見ることだけではないってこと。これからはもっと目ん玉様を大事にしなければ。