昔、登校拒否していた(サボリとも言う)時によく思った。
あぁ、空を飛べたらなぁと。
広くて、でかくて果てしない空に夢を抱いたものです。
大人になると、それは絶対に無理だと分かって飛行機に乗るのが逆に怖くなるという...
「空飛ぶゆうれい船」も夢はありましたが、リアルもありました。
シネマパレ上映作品。
私、見に行けなくて見逃しちゃったんですけども。
去年のシネマパレ忘年会の時に、この映画でみんなが盛り上がっていたのでずっと気になっていたのです。
DVDを借りてみてみたんですけど...
こりゃ、予想ガイでした。
内容的には、タイトル通りなんですよ。
ゆうれい船が空を飛ぶんです。
ただ、そこに行くまでの少年・隼人の災難が残酷すぎる。
これは、本当に子ども向けだろうか。
怒涛の展開に、私はずっと「えっ?」と一人で言い続けた。
災害に苦しめられている今の日本をみているようだ。
創られた虚像の真実。
少年の生い立ち。
すべてがシビア。
シビアすぎて引く。
これが、カルト映画と言われる所以か。
しかも、現れたゆうれい船長がさらに我々を楽しませてくれる。
私はこんな質問攻めにされる悪役?を見たことがない。
そしてなんでも知っているゆうれい船長......
どうしても90分に収めたかったのだろうか。
面白くて仕方がない。
当時のアニメもぶっ飛んでいたことがよくわかったこの作品。
劇場で見れなかったことを今、本当に悔やんでいる。
ちぶ~的ゆうれい度3
こんなに律儀なゆうれいなら会いたいくらいである。みんな大真面目なので余計におかしいのである。