誰にでも反抗期ってありますよね。
程度は人それぞれなんでしょうけど。
私にもありましたねぇ。
一番ひどかったのは中学生の時かもしれません。
うちの父親は昭和の親父という感じで....
イラッとして暴言を吐いたら、朝っぱらからビンタされた記憶があります。
なんか「大人は判ってくれない」の主人公の少年とちょっとダブりましたねぇ。
そもそもフランソワ・トリュフォーは、知っていましたがこの作品は有名すぎて敬遠。
でも、夏にこの展示会に行ってから見たくて仕方がなかったんですよねぇ。
ちょっと前まではいましたよね、怖い先生って。
生徒を叱って、廊下に立ってなさいとか。
竹刀を持った先生がいて、ちょっとでも反抗するとパシンって叩くとか。
今、そんな先生はいないでしょうけど。
そんなことをちょっとでもしたら、体罰だとか言われて大事になるでしょうから。
家庭の描写もそうです。
私、普通に見ていたけれど虐待?ってちょっと思いました。
それは現代人の甘さがあるかもしれませんが...
この映画に出てくる学校も家庭も現代とは少しかけ離れているところがあるので、そういう意味では環境が過酷すぎるんですが。
でも、少年の気持ちは痛いほどわかる。
そんなつもりじゃないのに、大人には通じない。
そんなこと言ってないのに、勝手に事実が作られていく。
作られてしまった自分に絶望される。
また、そんな状況に少年は悲観するしかないのだ。
まるで、最初から自分が悪者。
生まれてきたことさえ否定されるような感じ。
一体、自分とは何なのか。
逃げても答えは出るのか。
彼の反抗は、ちっぽけな子供っぽい反抗ではないだろう。
きっと、大人になると忘れてしまう大人になることへの葛藤の一部だったに違いない。
大人になった今、私が彼だったらどうしているだろうか....
と、まだ私は考えているのだ。
ちぶ~的反抗期度5
さすがに私は犯罪には手を染めなかったけれど、それはただのビビリだったからに違いない。