気が合う友人とは時間も合うようです。
この「シン・ゴジラ」を見ようと劇場に入ったら、友人が私の席の後ろの列にいました。
しかも「シン・ゴジラ」7回目の鑑賞と言われドン引き(笑)。
夕飯を食べにレストランに行って、飲み物を取りに行こうとしたらまた遭遇。
まさにシンクロ!
類は友を呼ぶ!
「シン・ゴジラ」マジック、恐るべし。
映画友達は皆すでに見ている。
そして、何度も劇場で見ている。
会うたびに勧められ、余計に見る気を消失していたが...
先日言ったように、見たい映画があったのでこの「シン・ゴジラ」も見てみたのである。
劇場は、すでに公開から何日もたっているのにほぼ満席でビックリ。
今思えば、きっとそれだけ最近の邦画の中にはない面白さがこの作品にはあるということだったんだろう。
私は、意外と特撮映画が好きなのです。
怪獣とか○○人間とか。
あの手作り感と温かさが大好きなので。
だから、どうしても見に行くまで時間がかかった...
フルCGのゴジラを。
だって、「ゴジラ対メカゴジラ」なんて傑作すぎるじゃないですか。
それを超えられるの?って思っていたのですよ。
ところがどっこい!
フルCGのゴジラちゃんがきゃわゆいではないか!
特に冒頭のゴジラちゃん!
プリップリでクリックリ!
絶対に温かさなんてCGには出せないと思っていたけれど。
今の日本のCGってここまで来ているのですね。
最近、新しい映画を見ていなかったのでただただ驚くばかり。
そして、今までのゴジラと違うのは主役がゴジラだけではないということ。
日本VSゴジラの戦いなのだ!
もし、本当にゴジラがこの世に存在したら今の日本では何ができるか。
そこに重きを置いたところが実に興味深い。
ここ数年災害に苦しめられている今の日本だからこそできた作品ではないだろうか。
会議とアメリカと日本人。
石原さとみが演じたカヨコ・アン・パタースンのナイスキャラっぷり。
英会話教室イーオンのCMで、やたら発音力が上がったことに首をかしげていたがこういうことだったのか!
なんだよ、あの女!
と、狂喜!
喋るたびに笑いたくなって困ったじゃん。
それだけでも見る価値がある。
聞き取れないくらいの膨大なセリフ。
呼吸するのを忘れるくらいに躍動感溢れる展開。
2時間の映画を最後まで見れたのは、無駄な時間がなかったからだろう。
だが、この作品がここまで売れるとは意外。
だって、これは大衆向け映画ではない気がする。
このマニアックさが大衆に受けたということ、それもまたシン・ゴジラのすごさと言えるだろう。
いや、違う。
これが今の日本の新・ガッヅィィッラってことなんだな!
ちぶ~的ゴジラ度5