ドラえもんのアイテムの中でも、どこでもドアって素晴らしいと思いませんか。
交通費がタダ。(交通費が出ない会社で働いている私にとってはそこが一番の魅力!)
行きたいところに行ける夢の扉なんですよ。
時間を短縮できるというのも、限られた人生の中で生きる我々にとっては神アイテムと言えますね。
この「ザ・ドア 交差する世界」もそんな夢のような扉が開かれます。
そう、エロいのでここではゲス男。
自分のせいで悲劇が起きる。
やり直したいけど、もうやり直すことはできない人生。
そんな人生をブチ捨てたい男。
そんな男に一つの扉が開かれる。
オープン・ザ・ドア!
果たして、そのドアは夢の扉だったのか...
ありそうでなかった展開に妙にリアリティを感じてしまった隠れた秀作SFサスペンス。
........だと、私は思う。
誰にだってありますよね。
あの時、ああしていれば。
この時、そうしていなければ。
思い返せば思い返すほど後悔の念が積み重なる。
時間だけは誰にも取り戻すことができないものだから余計にそう思う。
もし、あの時間を取り戻すことができたなら.....
自分だったらどうするだろう。
ずっと主人公の気持ちになって色々考えてしまいますね。
特に、自分に子供がいて自分が親だったら...
切なさと、恐怖と自責の念に押しつぶされてしまいそうになるかもしれません。
途中まではありがち~とか思っていたけれど。
ちょっとネタバレだったらすみませんが....
自分に起きることは他人でも起こり得る。
そうか、そうだよな。
という納得をさせるところがこの作品のうまいところだったと思います。
ドラえもんの夢のアイテムに疑問を持っている方はぜひご覧ください。
共感すること間違いないでしょう(笑)
ちぶ~的ドア度5
ちょっとこのドアは開けたくない。人間は後悔する生き物。そう割り切ってどうしようもない後悔を抱えていたほうが幸せなこともあると思うのです。