たまに、浮気したり不倫してる人の話を聞いたりする。
あまりにも自分と違うのでまるで映画を見ているような気分に陥る。
自分にはありえないけど、そんなこともあるんだなぁと。
この「乱れ雲」もそんな感じで、全く感情移入はできなかった。
男と女。
この世界にこの2種類しか人類がいない限り、こういうことは起きるのかもしれない。
許されない恋。
禁断の果実は、人間の弱さが惹きつけてしまうのだ。
それを愛と呼ぶのか....
私には理解できないが、それくらい"愛"というものは複雑怪奇なのだろう。
ここでも加山雄三は死神である。
こんなにも女を不幸にしていいのか。
それでいて悪びれていないところが憎たらしい。
あの笑い方はもはや、悪魔の笑いではなかろうか。
でも、加山雄三演じた三島史郎の方が私はまだ理解できた。
ザ・不幸な女である江田由美子(司葉子)が同じ女として、まったく理解不能。
いつからそんな感情になってしまったのかという繊細な描写がなかったのも残念。
妙に突飛な感じがして、不自然に見えた。
まぁ、結末には大いに納得なんですけども。
女っていう生き物は、なんだかんだで現実的なんだなぁと。
加山雄三の歌声に酔いしれながら思いました。
まさに乱れ雲。
それでも時は無常に流れていく。
これからも生きていかなければならない。
本能丸出しの感情だけでは、人は生きていけないってことですね。
ちぶ~的乱れ度4
司葉子みたいな奥さんが...って男性は思うかもしれないが、女性なんてそんなもんなんですよ。
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