最近、やっと歯の治療を始めて虫歯を治している。
大体、2週間に一度のペースで行くのだが...
毎度、歯医者の前にあるプチ坂を登る瞬間に恐怖に駆られる。
麻酔をして治療をするから全く痛くはないのだけれど、あの「キーン!!」って音が大嫌いなのだ...
イヤホンしながら治療とか、そういう配慮ってないんですかね....
まぁ、この「病院坂の首縊りの家」は毎度ながら容赦のない血の流し方でしたけどねぇ。
シネマパレにて鑑賞。
フィルムが古くて、全編色味が抜けて赤みがかっているとのことだったが。
そこがまた味があってよかった!
この作品のテーマカラーは絶対に赤。
金田一耕助が行くところに転がる死体。
事件は、金田一から。
真っ赤に染まる事件と複雑すぎる人間関係に頭を悩ます!
豪華なキャストにまずビビる。
もう草刈正雄なんて完全にただのアメリカ人にしか見えなかった。
ハーフなんてレベルじゃなかったので、正雄だと気づかず流暢な日本語に感心してしまったほどである。
脇役がまた素晴らしいのだが、特に大滝秀治と三木のり平には笑った。
当り前だが、佐久間良子の美しさと一人二役を演じた桜田淳子の美しさには圧倒されるばかり。
美しさがまた不気味さを引き立てるのだ。
登場人物の多さと、複雑怪奇な人間模様。
ラストまでずっと頭がぐるぐる。
やっと理解できそうになったところで終了してしまう。
理解力って大切である。
とにかく、監督が市川崑であるからして必要以上の血がブッシャーには歓喜。
いつもながら金田一シリーズはサスペンスではなくホラーなのだ。
色んな意味で....
人間風鈴という発想。
チリリリリン~とは鳴らないけれど....
涼しくはなりますやね....
ちぶ~的血がブッシャー度5
ちょっとぶつけただけで大量出血。人って意外にも簡単に死んじゃうんですよ。ってコワすぎだろ....