ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

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放浪する気「放浪記」

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もう嫌だ。

 

そんなときは有休をいつ取ろうかとカレンダーを見る。

 

たまには何もしないでブラブラと放浪したいんだが。

 

映画を見たり銀行行ったり役所行ったり....

 

結局いつもできず。

 

この映画みたいな生き方ってしてみたいけど、私にはできないでしょうね。

 

「放浪記」

 

林芙美子原作の森光子の舞台で有名な作品。

 

「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」という言葉をラストまで噛みしめる。

 

こちらは高峰秀子版だが、予想以上のカメレオン女優っぷりに度肝を抜かされる。

 

 

 

最初に登場した高峰秀子を見たとき、誰だか分からなかった。

 

メイクのせいもあるんだろうが、うつろな瞳で文句をブーブー言う姿に今までの作品と違う高峰秀子に会った。

 

遠慮なしに親にも社会にも盾をつく。

 

この時代じゃかなりの変わり者だったんだろう。

 

もうその様がおかしくって仕方がない。

 

ここまでやってくれると爽快なのである。

 

どのセリフも女性なら今でも共感してしまうんじゃないだろうか。

 

女としても全力。

 

男に尽くしてしまうダメっぷり。

 

仕事ができる女ほどダメ男に引っかかってしまうのはなぜだろう。

 

時にせこく、ずるく生きる姿はきれいごとなしでかっこいい。

 

だって生きていくためには他人を踏みつぶしてでものし上がっていかなきゃならないんだから。

 

と、スパッと嫌われることを恐れず進んでいく姿に感動してしまう。

 

高峰秀子の底力を強く感じさせる力作。

 

森光子版しか知らない方にも進めたい作品でございました。

 

 

今年の目標は、「高峰秀子にあたいはなる!」(ルフィー風)でございます。

 

 


ちぶ~的放浪度5

すげぇ放浪だな。と、秀子ちゃんのワイルドっぷりに萌える。ここまでくると男よりも男らしい女だと思うんですよね。