コンセントってもっとたくさんあってもいいのに。
って思う。
まぁ、あまり動きたくないからなんだけど。
近くにあれば移動しなくてもいいし。
って旦那氏に言ったら「多い方だよ」といわれる。
......
その通りすぎて、なんも言えねぇ。
作品情報
ザ・家庭消滅。
出たよ。
ミヒャエル・ハネケ監督作品らしい"絶望"。
だっさい音楽と虚ろな家族たちの瞳が印象的。
どこまでも暗い。
ど~~~んと沈みたい時はこれをどうぞ。
死にたい時はこれを見るがいい。
あまりにも…なので。
たぶん、自分に問いかけるだろう。
「まだ、頑張れるんじゃないか」
「これでいいのか」って。
洗車中の無声会話のシーンが印象的。
車は洗われていくが、心にはどんどん汚れが溜まっていく。
人は生きることを生まれながらに強制された。
自分の命だから自分でなんでも選択する価値がある。
果たして本当にそうなのか。
自分は一人だが一人で生きているわけではない。
つらいとか苦しいとかそんなのは当たり前のこと。
生きることをやめるという理由に当てはまる答えなどないはず。
だけど、人は時に簡単に死という選択をする。
大した理由がないのに。
それが理由なのだろうか。
ただ淡々と進む。
奥深さなど感じさせないように。
見るモノに理解などさせないように。
それがまた最後まで気持ち悪くさせるのだ。
ミヒャエル・ハネケ監督が見せる絶望はいつだってしんどい。
あまりにもしんどいので、ここまでの最悪の世界を見せるのはわざとなのではないかと思う。
我々が映画のような結末にならないように導いているのかもしれない。
知りもせず、想像もしなかった結末にハマる前に.....
見ましょう、ハネケの絶望シネマを。
生きていくうえで耐性って必須ですからね。
ちぶ~的ハネケ度5
超彼らしい作品。全員気味悪いので最後まで憂鬱になれる。幸せすぎている人にはいい刺激剤になるでしょう。