昔、アパート暮らしをしていた時は物件探しをよくしたものだ。
1年に一回くらいのペースで引っ越しをしていた時もあったのだ。
怖い話が好きだが怖いことは大嫌いな私は必ず、不動産屋でアパート探しをする際は「事故物件って本当にあるんですか?」と聞く。
もちろん、絶対に行かないが話は聞きたいのである。
で、大体60%の確率でそんな話を聞けるので世の中には結構そんな物件が溢れているではないかと思う。
見る前にいろんな方がこの映画をホラーではないと語っているのを聞いたり読んだりしていた。
だから余計によかったのかもしれない。
ミステリーとしてすんなり見ることができたのである。
そして、昔は引っ越し族だった私にとってはちょっと怖いものがあった。
きっと、この手のストーリーならリアル趣向で攻めればもっと皆が求めている怖いものになったのかもしれない。
たとえば私の大好きなPOVとか。
ホラーというのはバランスが大事である。
怖いものを見せる部分と見せない部分。
そのバランスがよろしくなかったので怖さに欠けたんだと思われる。
アメリカンホラーみたいな演出は日本人にはウケない。
ごっちゃごっちゃしていまい、いまいちなんだったのかよくわからなくなってしまったのも残念。
でも、話題性があったおかげで秋田でも上映された。
ホラー好きの私にとってはそれだけでうれしい。
だから許す。
あれよりは全然よろしい。
芸術ぶったりするより怖くなかっただけの方が可愛げがあるというもんだ。
見終わった後に友人たちとあーだこーだ語り合うにはもってこいの作品。
この原作である本も借りて読んでいるのだが....
怖くて夜に読めないのでなかなか進まないでいる。
夜中のオフィス。
夜中の電話。
あまり活躍しない滝藤賢一...
過度な期待もたまには恐怖に変わったりもする。
面白さを見出すのは見るモノにゆだねられる。
映画を見るためにも才能って必要ってことなんですな。
ちなみに、この映画は妹のクリスマスプレゼントのムビチケで見ました
イモよ。センキュー
ちぶ~的事故物件度5
私なら誰かに相談する前に引っ越しまっせ。ある意味住み続ける強さがあるならば幽霊にも勝てると思われるんだな。