職場にものすごい空気が読めない人がいる。
あまりにも飛びぬけているので逆に面白い。
自分の話をしたいだけなので、人の話に平気で割って入る。
おかげでこちらの会話は引き裂かれてしまい、スッキリできない。
こちらが引いていることにも気づかない。
ある意味、幸せな人である。
それくらい他人のことを気にしなくて済むならどんなに生きるのが楽だろうか。
と、うらやましくなってしまうほどだ。
「F/X 引き裂かれたトリック」は私も映画の仕事に就きたいと思っているので主人公がうらやましくてしょうがなかった。
主人公が特殊効果の技術者という設定が神。
しかも事件に巻き込まれちゃう。
内容よりも映画の裏側を感じられる展開が素晴らしい。
でも、実際にアメリカならこんなことがありそうな気もしちゃう。
ちょっと夢があるところもまたオツでした。
ホラー映画の特殊効果もしてます的な場面で、私好みのタイトルを言うセリフがある。
きっと架空の映画で存在しないんだろうけれど。
とってもグッときてしまった。
小道具がまたかわいい。
ホラー映画用に作られた設定の婆さんとかモンスターとか。
私もそんな仕事してみたかったなぁとうらやむ。
こういう特殊な技術って才能である。
何があってもその技術を生かせれば誰よりも強い。
今までに見たことのない主人公の活躍の仕方にグッとくる。
映画好きならたまらないだろう。
なんか癒された。
この遊び心がウキウキさせてくれる。
これは愛される映画です。
ちぶ~的ナイストリック度5
そう考えると映画の特殊技術って本当にすごいってことである。当たり前のように見ている映像も創られるまでに相当の手間がかかっている。映画は寝ないでちゃんと見ないといけませんね。