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黒い蛾「黒い画集 あるサラリーマンの証言」


作品情報




蛾って白いと思ってたんですよね。


黒いのが飛んでたので蝶々かと思い、安易に近づいたら...


蛾だった時、怖すぎて腰抜かすかと思いました。


でも、よく考えたら蛾と蝶々の違いってなんでしょう。


蛾ってなんだか気の毒ですよねぇ。



「黒い画集 あるサラリーマンの証言」はちょっと気の毒な気もするサラリーマン。


自業自得なのでちょっとだけだけどね。



松本清張の短編小説が原作。


原作者自身もこの作品は称賛したとのこと。


だってこれ、おもろいもの。


松本清張らしいメロな展開。


どんどん堕ちていく男。


たった一つの嘘が人生を変える。


嘘つきは泥棒の始まりとはうまいことを言ったものだ。


男の嘘は代償がでっかい。




そうか。


こういう男が不倫をするのか。


と、画面を食い入るように見る。


ある程度の地位と収入。


周囲からは誠実のかたまりだと思われている。


が、世の中そんなに綺麗にできていない。


できた男は凄まじく怪しいのだ。


タイトルにあるように、男の告白から物語は始まる。


それが、妙にリアルで世の中にはこんな事件が普通にあるのだろうと思わせられる。


事件はいつも身近である。


不幸は特別な人に起きるものじゃない。


ごくごく平凡で普通な人にこそ近寄ってくる。


ちょっとした弱みを握られて、それは膨張する。


ここまでくると面白い。


これぞジェットコースターサスペンス。


女としては「ざまぁみろ」とも思う。


誰かを騙して嘘をつく。


その行為の果てに得られるものなど何もない。


嘘は破滅へのささやき。


これは男性にとっては恐怖の物語かもしれません。












ちぶ~的サラリーマンショック度5ドンッドンッドンッドンッドンッ

バカだなと思う反面、もし自分がこの男だったら同じことをするかもしれないという怖さ。人はそうやって自分の身を守ろうとして余計にドツボにはまるんですな。


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