アマプラで配信されていたので、軽い気持ちで観たら…トラウマ映画でしたよ!?
実際に起きた大阪2児放置餓死事件が元ネタだったことを知らなかった。
最初はドキュメンタリー映画みたいな演出だから、「へぇ〜」と思って観てたけど…
これ、ヤバいやつじゃん!!
タイトルからして嫌な予感はしてたけど…
これが本当にあったというのだから、余計に後味が悪いです。
結構、表現の仕方が考えさせる系だったのでネタバレで考察して紐解いていきます。
- 「子宮に沈める」の評価
- 「子宮に沈める」あらすじ&概要
- 「子宮に沈める」キャスト&登場人物
- 「子宮に沈める」の元ネタ:大阪2児放置餓死事件の詳細!
- 「子宮に沈める」の最初と最後の結末の意味とは!?ネタバレ考察(※ネタバレ)
- 今日のホラーのまとめ:「子宮に沈める」のホラーな学び!ネタバレなし感想
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「子宮に沈める」の評価
ちぶ〜的評価は…
🐽🐽🐽3ブヒ(ノーマルちぶ〜)です!!
・ストーリー:⭐⭐⭐☆☆
• 演技:⭐⭐⭐⭐☆
・恐怖度:⭐⭐⭐⭐☆
世間の評価は...
・Filmarks ⭐️(3.2/5.0) レビュー数:40529件
※現時点
実話なので、やっぱり痛々しかったとかつらかったとの声が多数です!
私も同じく…
ラスト観て、人生の終わりを感じましたw
絶望映画ですね、これは…
あと、子供の演技が自然で素晴らしかったとの声も!
これは、監督の演出技術が高かったのだと思いました。
「子宮に沈める」あらすじ&概要
🎞️鑑賞媒体:Amazon prime video(アマプラ)
原題:子宮に沈める
製作:日本 2013年
上映時間:95分
監督:緒方貴臣
脚本:緒方貴臣
映画の内容!
・寂しさを埋めるため、ホストクラブにハマり徐々に育児放棄し始める!
\「子宮に沈める」の予告編はこちら/
「子宮に沈める」キャスト&登場人物
伊澤恵美子
母親役を演じてるんだけど…
最後のシーンの時の顔がめっっちゃ怖い!!
ホラー映画向いてるね!って思ったら…
出てました!
「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-02【震える幽霊】」に!w
どっかで観たことあると思ったんだよなぁ。
この母親役で有名になったらしいけど…
もっと、出してあげてほしいですよ!
他キャスト
- 土屋希乃
- 土屋瑛輝
「子宮に沈める」の元ネタ:大阪2児放置餓死事件の詳細!
※Wikipediaやネット情報をまとめました。
大阪2児放置餓死事件は、2010年に大阪市西区のマンションで起きた衝撃的な児童虐待事件。
この事件は日本中に大きな波紋を広げ、子どもの虐待や育児放棄の問題が改めて注目されるきっかけとなりましたね。
私もニュースで見て知ってはいましたが…
映画で観るとニュースでは見えない部分が見えてきました。
【事件の概要】
加害者:母親である下村早苗(当時23歳)が、当時3歳の長女と1歳の長男を自宅に放置。
状況:母親は頻繁に家を空け、子どもたちをマンションの一室に1ヶ月以上放置した。その間、十分な食事や水を与えない状態が続いた。
発見:2010年7月30日、母親が帰宅した際、子どもたちはすでに死亡しており、その後通報。遺体は衰弱と飢餓によるものだった。
【背景と動機】
母親は育児に疲れ果て、友人や恋人と遊び歩く生活を優先していた。
子どもたちを放置しながらも、SNSで遊びの様子を投稿するなど、無責任な行動が問題視される。
また、加害者の母親も「実母からネグレクトを受けていた」「中学生時代に性暴行を受けていた」という過去があり「解離性障害の傾向」もあったという。
【裁判の判決】
本人は、殺人の意思はなかったと訴えたが裁判所は「未必の殺意」とした。
明らかに、放置すればどうなるかは誰でも想像できるので…
結果、殺人罪に問われ懲役30年の刑を受けている。
【社会的影響】
この事件は、以下のような議論を巻き起こした。
児童虐待防止の制度強化:児童相談所の対応や地域の見守り体制の重要性が再認識される。
社会的孤立の問題:育児に悩む親への支援が不足している現状が指摘される。
母親は今でも二人の子供は愛しているという。
だが、子育てが面倒になったというあまりにも自分勝手な動機は許されるものではない。
本当にあった事件だと思いたくないほど、胸糞が悪くなる…
「子宮に沈める」の最初と最後の結末の意味とは!?ネタバレ考察(※ネタバレ)
※ネタバレ項目になりますのでご注意を!
冒頭の生理シーンの意味
冒頭のシーンで母親が下着を脱いで洗うシーンがあります。
その下着には血がついている。
これは、生理が来たことを意味する。
この後、旦那に「私のこと好き?」と体を求めるシーンがあるので…
生理=女
なんだと思うんです。
母親になって、女として見てくれなくなったことで、女としての価値を見失う。
子供がいることで旦那をつなげられると思いきや、あっけなく捨てられる。
究極の孤独が迫ってくるシーンでしたね。
最後の結末が意味する赤い糸と窓
結末は、実際の事件と違います。
実際の事件は、部屋の中で餓死している子供たちが住民の通報によって発見されますが映画は…
母親が1ヶ月後に帰ってくるけど、3歳の長女だけは生きている。
1歳の長男はすでに死亡していて、遺体を隠すためにガムテープでぐるぐる巻きに…
長女は、お風呂に入れて溺死させる。(直接的なシーンはない)
で、母親はその後失意の中シャワーを浴びる。
しかも妊娠したんでしょうね…
シャワーを浴びている途中で我に返るところがめっちゃ怖かったんですけど!!
その後も怖いやんか!!
タイトルの「子宮を沈める」の意味はこのラストシーンにあったのだと思いました。
編み物用の編み棒を自分の子宮にブッ刺します!
これは、自分の女としての欲望や母性を「沈めたい」「鎮めたい」「静めたい」ではないでしょうか!?
しかも子供たちの遺体を椅子に座らせ、その赤い毛糸で編んだマフラーを巻いている…
要は、赤い糸。
「殺してしまったけど、愛している」証なのかも。
結局、二人の遺体をピクニック用の敷物に包んでラストシーンでは開いている窓を絶望の眼差しで眺めて終わります。
あの窓は、女としても人間としても終わったことを意味しているのでしょう。
窓の向こうには空虚しかない。
旦那と別れる前は、いい母親だったのに…
孤独は、欲望は、人をここまで追い込んで変えてしまうのか…
実際の事件を元ネタにしながらも、映画としても最悪なほどに恐ろしい映画に仕上がっておりました。
この映画は伏線がたくさんあって、かなり作り込まれた作品だなと思いましたね!
今日のホラーのまとめ:「子宮に沈める」のホラーな学び!ネタバレなし感想
観終わった後に思うこと…
それは「最悪!」w
なぜ最悪と思うのか?
実際に起きた事件が元だということもあり、救いがないから。
でも、これは本当に起きたことなんですよね。
夜の仕事をしたら、全員がホストクラブにハマるわけじゃない。
夫に捨てられたからって、子育てを放棄する人は稀です!
だからと言って、この母親だけが異常だとは言い切れないわけです。
本当に怖いのは、もしかしたら誰にでもこうなる可能性は少なからずゼロではないかもしれないから。
人間は追い込まれた時、自分の本性を差し出すしかありません。
その本性は自分だけではなく親や環境が育てたものだってある。
いつどのタイミングでそれが爆発するかは本人にだって分からないかもしれない。
だからこそ反面教師にするべきです。
または、幼児虐待に対してもっと身近に感じることを学ぶべきだと思います。
他人の子供でも決してこういう事件は他人事ではありません。
もし、少しでも異変を感じたら声を上げること。
それが幼児虐待を根絶させられる可能性の一つであることには違いないから。
ただ、めっちゃ後味悪いですし現在子育て真っ只中の人には観てほしくないかもw
ドキュメンタリー調の演出だということもありますが、子役の演技が上手すぎて最後は絶望しかありません!
それでも、”幼児虐待”の恐ろしさを学んで2度とこんな事件が起きない社会になるよう目をそらさないで生きていきましょう。
この怖さは、ホラー映画ではないですが…
「子宮に沈める」は、それに匹敵する怖さがありましたよ!
まだ未見の人は、ぜひ観て学んでください!
それではまた!
ちぶ〜でした!
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