朝一で客に怒られる。
昼くらいにかけ直せって。
私、12時は休憩中。
態度の悪い客だったので知らないふりして12時20分位に電話をかけた。
だってその時間も昼くらいでしょう?
と、思ったけど電話に出ない....
12時ちょうどじゃないと電話にでないのかよ....
と、とっても憂鬱になりました。
「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~」は憂鬱になるところなんてないくらいのハッピーな時間を過ごせました。
皆さんからの高評価を受けてガラにもなくレンタル。
が、やさぐれている私はDVDを再生する瞬間までこの映画を観たくなかった。
だって、めっちゃ美しいタイトルじゃないか。
そんな映画は苦手だよ。
とか思っていたわけで。
で、見てみたらびっくり。
愛しい...
愛しい映画だよ、ほんとに。
私、こんなに幸せな気分になれると思いませんでした。
まず、ヒロインのレイチェル・マクアダムスが超絶キュート。
あのえくぼがほしい。
生まれ変わったらなりたい人、ナンバーワン。
父親役を演じたビル・ナイには、よぼよぼ感と優しさに癒された。
でも、それ以上にティムの伯父を演じたリチャード・コーデリーのおとぼけキャラが好きすぎた。
おじさんなのにかわいい。
私もあんなおじさんほしい。
登場人物はそれなりにたくさんいるのに、印象に残らないキャラはいない。
それってすごいこと。
そして、ユーモアあるセリフと演出に終始ニヤニヤしてしまった。
タイムトラベルものって面白いけれど悲しみも大きい。
でも、これは単純に人生の時間ってこんなに愛おしいものなんだよって教えてくれる素直な作品だ。
今ある幸せは積み重ねてきた時間にある。
人間は後悔する生き物だから、失敗すると常に過去に戻りたいって思うけど。
その後悔だって幸せになる架け橋かもしれない。
人が生まれ、生き、死ぬ。
この自然の摂理は変えられない運命だ。
その限られた時間の中で自分はどう生きるか。
それは過去でも未来でもなく今に答えがある。
きれいごとの美しい話なんて....
と、ひねくれていた私だったが...
素直にこの映画に教えられた。
そうか。
そうなんだって。
嫌味がない幸せ。
押し付けられない幸せな話。
やさぐれているからこそ必要。
まだご覧になっていない方はぜひご覧あれ。
私が言うのだから間違いありません。
ちぶ~的ハッピー度5
どの言葉も愛おしい。みんな優しくてみんな思いやりがある。自分もそうでありたいし、周囲の人もそうであってほしいと思う。これは癒し映画だ!