あぁ。
本日も怒られる。
理不尽すぎて最近めまいがする。
どうせならいっそのこと「コノヤロウ」と叫んで一発ジャブを食らわせたい。
できないので余計に気持ち悪い。
なんですか、この日常。
狂っちゃってるじゃないですか。
「シャロウ・グレイブ」も歯車がちょっと狂っただけなのに完全にイカレポンチにになっちゃう系。
ダニー・ボイルの初の長編映画。
存在自体知らなかったが何気なくレンタルショップで発見。
元々ダニー・ボイルの作品は合わないものが多いけど、ユアン・マクレガー主演ということで借りてみた。
思えばダニーのやりすぎ感や汚すぎ感が出ている映画が私は苦手傾向にある。
こちらはそこんところがまだ出ていない頃の作品。
この狂気は非常に見やすかった。
さすがのダニー・ボイルなので初長編映画でもセンスはピカイチ。
今見ても古さは全くない。
ルームメイト。
現れた男。
起きる事件。
これらが揃えばおいしい狂気の出来上がり。
他人と一緒に住むっていう感覚が良く分からない。
男女の関係でもなく生活を共にするのってどんな感じなんだろうか。
一緒に住むくらいだからよっぽど仲がよくないとできないと思っていたけれど。
見た目で分からないことってやっぱり多いんだな。
灯台下暗し。
近い人間ほど見えにくい人間はいない。
人間の本質は近くにいるから分かるわけじゃない。
人間関係っていうのはそんなに単純にできていないのだ。
人の心って覗けるようで覗けない。
お洒落に切り込んだカットもそんな繊細な心を表現しているよう。
最後に笑うのは誰だ。
最後に泣くのは誰だ。
どちらにせよ愚かな人間たちの醜い争い。
だからこそラストは爽快なのかもしれない。
ちぶ~的ダニー・ボイル度3
センスがいいっていうのはすぐ分かるがダニーらしいとはあまり思わないかも。私は127時間が一番好きだけどこれもなかなかいいと思います。