もう嫌だ。
と、時々叫びたくなるくらいのクレームを食らう。
大体が不条理。
人間って怖い生き物なのだ。
あまりにも無理なことを言われるので首を絞めて黙らせてやりたいくらいだ。
もちろんできないので平謝り。
おかげで最近めまいがひどい。
鉄分、いやむしろ鉄を噛むくらいの勢いじゃなきゃダメかもしんない。
「ロープ」みたいに本当に首は絞めてはいけませんしね。
アルフレッド・ヒッチコック監督作品。
元ネタは、1924年にシカゴで実際に起きたローブ&レオポルト事件だそうだ。
犯罪に手に染めるわけがない裕福で優秀な二人。
完全犯罪に求めたスリル。
リアルタイム進行型の展開は当時、画期的だっただろう。
ヒッチコックならではの手法は見もの。
人は幸せすぎると幸せが見えない。
苦しみを知らないとそれを求めてしまう。
動機が存在しない殺人事件ほど怖いものはない。
スリルが欲しい。
名誉が欲しい。
そんな理由で殺人事件が起きる。
この映画は1924年に起きた事件を題材にしているが、まるで現代の闇を見せられているようだ。
殺人事件のことを新しかったと表現するのはおかしいが...
確かに二人は早かった。
人間としても早熟だったのである。
リアルタイム進行ってジャック・バウアーよりヒッチコックが先だったのかという驚き。
この発想は斬新。
犯罪が切り刻んでいく時間。
チクタクと時計の音が気になってくるような会話劇。
どの時代も病んでいる。
なんとも言えないラストがさらに私を涼しくするのでした。
ちぶ~的恐怖度4
じわじわと感じてくる怖さ。こんな友達がいたらどうしようかと思う。頭が良すぎるのも問題だな。