私は車に乗らないので、交通手段はバスか徒歩。
だから、ウォークマンが欠かせない。
歩く時はメガネもかけないので、音楽の世界にどっぷり。
声をかけられてもほとんど気が付かない。
車にひかれそうになっても気づかない。
その時間が結構癒しだったりする。
「ボーグマン」も、見ればこれだけに集中してしまうが癒しはない。
ヨーロッパ系のこのジャンルは未知数。
オカルトなのかホラーなのか。
人間ドラマなのかサスペンスなのか。
それともSFなのか、これは...
と、さっぱり分からない。
不快で不条理。
それを分かりやすくは提示してこないのに伝わってくる不気味さ。
見終わっても、ボークマンの行方が気になって仕方がない。
これ、きっとあれだ。
と、思いついたのが「ファニーゲーム」。
突然で、不条理。
こちらは、もっと静かで穏やかだけど意味不明さが気持ち悪い。
人間が隠している悪魔をむき出しにさせる。
それはボーグマンのせいなのか。
元々の本性なのか。
誘惑が追いつめる恐怖。
親切心でさえ、愚かだと言われているようで。
油断は、この世では命取りになるみたいで。
なんだかじわじわと不安になっていく。
美人もイケメンも出てこないから妙なリアリティがあって生生しい。
だから余計に説得力を持たせる。
もっと嘘っぽければ台無しになるということをよく分かっているのだろう。
"ボーグマン"があなたの家にもやってくる。
誰なのか。
ではなく。
何なのか。
その正体を知っているのは自分の知らない自分かもしれない。
そして、もう出会ってるかもしれない。
そんな不可解な恐怖。
それって、一番怖ッ....
旦那がかわいそすぎるくらいにワイフの暴走。ヨーロッパの夫婦生活って元気なんですね。