ただでさえ虫が嫌いなのに、デカイとなればもっと怖い。
一番怖いのは、虫だと認識してなくて近づいたときに虫だった瞬間だけどね...
それなのに、そういうことをやっちゃう私。
目が悪いのでたまに近づいてから気づいて大発狂しますね。
だから「ビッグ・バグズ・パニック」もめっちゃB級で嘘くさい虫でもドアップになればビビリますね。
全く期待していなかったが、聞いたことがあるタイトルだったので鑑賞。
だって、Gyao! で無料配信中だもの。
と、適当に見ていたんだけど。
なにこれ。
オ、オモロ~。
何気にこの展開、ありがちだけどユーモアたっぷり。
主人公はクズ。
笑いの渦。
虫にムズムズ。
まだの方、まだ無料配信中ですのでご覧あれ。
ここまでヘタレでどうしようもない奴がパニック映画で主人公っていうのも珍しい。
もし、虫パニック状態に陥らなかったら永遠に輝くことはない奴だろう。
彼にとってはこの逆境はありがたかったのではないかと思う。
全くイケメンでもないし。
話が面白いわけでもないし。
それなのに、なんだかズルズルと生きてしまう。
現実の世界でも案外そうである。
いい人ほど早死。
クズな奴ほど長生き。
そんな皮肉も聞こえてくるようで、笑いながらもその絶妙な展開に引き込まれた。
もう、なんといっても父ちゃんが素晴らしい。
レイ・ワイズの出オチ感が大好きすぎる。
あの顔で愛犬家。
鬱陶しいオヤジにずっと笑いっぱなし。
マジでいい仕事してた。
心からの大絶賛を送りたい。
ちゃんと虫パニックしているのもいい。
虫兄ちゃんの造形も素敵すぎ。
登場シーンで本気でビビった。
チープなのに、ビジュアルは完璧。
ちょっとばっちぃけど、グロすぎなくていい感じでした。
どんな時でも笑いを。
追い込まれたときほど阿呆なことを。
死にたくないと必死になればなるほど人は笑っていたいのかもしれない。
いや~、これはみんなにオススメしたい。
暇な人はぜひぜひ。
ま、あまり期待をしてはダメですけどね。
確かにああなるとパニくる。デッカイ虫が登場したことを想像するだけで耐えられない。将来、そんなことが起きないことを祈りたい。