男のネチネチとした争いも見苦しいですが、女はもっと質が悪いかもなって思うこと多し。
ひがみ、ねたみ、理由もなく気に入らないってなると徹底的に排除しようとするのは女の本能なんでしょうか。
特に男が絡むと、あら大変。
見ている分には韓国ドラマみたいで面白いんですが、絶対に巻き込まれたくないですね。
だから女の友達ってのはちゃんと信用できる人でないと後で取り返しのつかないことになる。
だから性悪女に出会ったときは自分は決してあんな風にはならないようにと心に刻むのですよ。
「仁義なき戦い 広島死闘篇」は、全く学習しないところが男らしいとでも言いたげです。
一作目「仁義なき戦い」 は昏睡状態に陥り何度も挫けた。
疲れのせいにしたが本当にハマれなかったのが本音。
2作目は絶対に面白いからと言われれば言われるほどに横目になってた私。
あまりに言われすぎてこのまま見ないと本気で怒られると思い、渋々借りた次第。
あれ。
おかしい。
単調で退屈なくだりはどこへ。
梶芽衣子が。
北路地欣也が。
千葉真一が。
私を戦いへ巻き込む。
私、やっぱり2作目はイケる口のようです。
く、悔しいではないか。
つまんねぇよとまた吠えようかと思っていたのに。
普通に面白かったという誤算。
お目目丸々の北路地欣也。
多分、アイライン引いている疑惑。
常に危なっかしく考えるより行動の男。
「殺りてぇんです」が口癖。
ってどうかしてるぜ。
それなのに、移動はチャリかよという特ダネ。
未亡人にもまさに体当たり。
この純粋なる狂気。
バカでまっすぐな男。
この結末だから好きになってしまうんでしょうね。
もう、北路地様を引き立てた梶芽衣子様が素晴らしい。
「芽衣ちゃ~~ん。」と叫びたくなること必至。
極道の女の切なき愛。
怒ると死ぬほど怖い形相になぜかホッとする。
さすが姐さん。
このメンツでも全然霞まない。
女の中の女ですよ。
そして。
千葉ちゃん祭りだワッショイワッショイなノリ。
趣味が悪すぎる服に全く意味が分からないワイルド発言。
もう、はっちゃけ過ぎてて笑いしか生まれない。
常に汗だく。
燃える男は止まることを知らないんだな。
で、文太兄貴はやっぱりカッケーってことですよ。
1作目に比べて全然出てこないのに。
なんですか、このスター感。
ちょっとセリフを言って煙草をくわえる。
眉間にしわを寄せて火をつける。
たったそれだけでここまで人を惹きつける俳優って文太アニキくらいじゃないですか。
いやぁ、もうお腹いっぱいになれました。
ヤクザの世界に終わりはない。
ただ進んでいくだけ。
男がなりたかったのは一体なんなのか。
男が本当に手に入れたかったのはなんなのか。
叫びが爆発する。
狂気が引き寄せる悲劇。
この世界ではいつも愛までも黒くしてしまうのか。
これぞ、ヤクザ映画。
かっこいいヤクザなんていない。
無様でクズ。
だから見る価値がある。
ちょっとこれで満足したので当分3作目は見れそうにありません....
ちぶ~的仁義度5
男の友情ってカッケー。っていうのか文太兄貴の人情にいつも惚れ惚れしちゃう。あの熱さ、今の俳優にはないんだよなぁ。