時々、一瞬自分が今いる場所を見失う時がある。
ここはどこだったか。
なぜここにいるのか。
いつもの場所なはずなのに、見覚えがないように思えて自分が分からなくなる。
急に自分のことが他人ごとのように感じたりして。
無意識のうちに悩んでいたのか、落ち込んでいるのか...
自分でも分からない瞬間がやってきたときは、妙に冷静だったりするものだ。
なぜか「サランドラ」をみてそんなときと似た心情になりましたとさ。
この前みたのがこれのリメイクである「ヒルズ・ハブ・アイズ」 。
あれ...
想像と違う。
どちらがオリジナルか分からなくなるほどにリメイクの出来がよかったことに気付く。
ウェス・クレイヴンらしいとも言える微妙感が漂う。
カルト的人気があるというのは納得ですけどね。
刺さるような恐怖はここにはない。
「悪魔のいけにえ」 意識しているようでしていない気もする。
なんて緊張感がない奴らなんだ。
砂漠のど真ん中。
踏み入れてはいけない場所。
そこにいた......
ただの野蛮な家族。
もはや食人族なのかどうかはどうでもよい。
一番驚くのは母ちゃん....
ただの下衆。
造形も設定もリメイクの方があまりにも出来過ぎていてこっちを後から見ると気が抜ける。
ある意味、優しいウェス・クレイヴン版「悪魔のいけにえ」 と言った感じ。
まぁ、人気のいないところであんなにデコの広いおっさんに会ったらそれだけで卒倒しそうですけどね。
ホラーマニアをくすぐる奇妙さがいっぱい。
ワンちゃんの活躍にほっこり。
リメイクと違うラストにプチどっきり。
オリジナルにしかないゆるさはきっと今の時代では出せない。
そう思うと愛すべきホラー映画の一つかもしれない。
女子的にはこれくらいの方がありがたいかもしれません。
P・S
リアル映画友達のスポック さんがブログを再開するそうです。私よりもホラーに詳しいツワモノでございます。ぜひご覧くださいませ
ちぶ~的野生度5
かなりワイルドな人々。欲望に忠実で単純なところはもはや尊敬したいところ。赤ん坊がジューシーでおいしいなんてひねりのないセリフににやにや。
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