最近、会社では動きが鈍くなる。
毎日のようにクレームと戦っているとゾンビみたいになる。
目の下にはクマが当たり前のようにでき、電話していても口が回らなくなってくる。
年末年始の長期休暇よ、早く来い。
そうでないと、私の稼働もそろそろ止まりそう...
「ゾンビ/ディレクターズカット完全版」は本物のゾンビ。
これがゾンビの歴史の始まりと言っても過言じゃない。
やっちまった...
嫌な予感はしていたのである。
私のベストゾンビ映画は「ドーン・オブ・ザ・デッド」。
もしくは「28日後...」。
生まれるのが遅くてすみません。
本家から洗練された進化版ゾンビを知ってしまっているというハンデ。
もちろんこれが歴史の始まりという視点から見ると感慨深い。
だからこそ、見る順番を間違える世代に生まれた自分を呪いたい。
今思えばこのパロディである「ショーン・オブ・ザ・デッド」 の面白さを私は分かっていなかったのである。
ゾンビがのろいのはかなりオーバーなジョークだと思っていた。
が、本家は本当にのろかった。
しかもちゃんと理由があった。
思わずうなずいてしまう理由が。
そう。
大真面目でありながらきちんとしたテーマを持ったゾンビ映画。
さすが、歴史を築いただけある。
この映画一本で今まで見てきた私のゾンビ映画の基本から応用までが詰まっているという驚き。
これをみればほかのゾンビ映画はただこれに肉づけをしているにすぎないのである。
すでにこの時にやりつくしている。
完成度の高さが一番恐ろしい。
本当に78年の映画なのだろうかと思うほど。
と、思う反面物足りなさを感じる自分もいたりして...
きっとこれをリアルタイムで観ていたら私はもっとゾンビを愛せていたのにと悔しい限り。
私は、実はゾンビ映画には飽き飽きしているのである。
何事も原点が大切。
ここから始まっていたら私のゾンビ映画人生はもっと華やかだったに違いない。
生きる屍。
血を肉を求め彷徨う。
極限状態の中で見えてくる人間の悪しき欲望。
生きるために...
という執着の果てにはゾンビよりもオドロオドロしい者が見える。
ゾンビも人間。
人間もゾンビ。
あぁ、やっぱり一番最初に見るべきゾンビ映画の金字塔でした...
ちぶ~的ゾンビってる度5
今では定番のゾンビ動作も当時は演じる側は大変だったはず!と、思うんだけどどのゾンビさんもとてもゾンビらしい動作!本物のゾンビはすべてがさすが!ですねぇ。