やっぱり映画を劇場で見るのと家で見るのとでは全然違うわけで。
大抵面白くない映画でも劇場なら見れちゃうし。
映画のためだけの時間になる空間は格別。
感動も迫力も倍になり、心にしっかりと残してくれる。
秋田では残念ながらホラー映画はあまり劇場で上映してくれないので、そっち系の迫力はあまり味わえないのが悲しい。
たまたま見つけた「シアター・ナイトメア」も、劇場で見たかった。
だって、これ映画好きにはたまらんもん。
特にホラー好きには。
なんですか、この神ホラー。
80年代のホラー好きにはたまらないじゃないか。
カップルが見に行く映画は「サランドラⅡ」。
映画狂いの映画技師は「エルム街の悪夢」 のロバート・イングランド。
事件は映画館で起きる。
「映画は私の人生だ」って名セリフすぎっ。
共感しかできないこのホラー映画。
ツッコミは無用。
尊敬してやまないブロ友、獅子王さん へ捧げます。
グフッ
ありがとうとしか言えない。
この監督、私と同じくホラー映画が好きでたまらないのだということが分かる。
こういうノリ、大好き。
デジタル化によるシネコンの冷遇。
ビジネス優先の映画界へ物申す心意気。
自分の存在価値を失った映写技師をロバート・イングランドが演じるっていうのがとてもリアルで説得力アリ。
現場が映画館。
フィルムとポップコーンは必須アイテムなのさ。
みたいな安易さに、にやつく。
現代のリアル趣向と過激描写の追及を痛烈に皮肉る。
リアルと過激さがあればそれだけで売れてしまう傾向にあるのは現代の愚かさの象徴である。
フィルム時代があったからこそのデジタルだということを忘れられては困る。
そんな切ない叫びが聞こえてくるようで...
共感せずにはいられない。
本当の悪夢はこの映画なのか。
今の映画に対する警鐘ともとれるのがおもしろい。
まぁ、こうは言ってますが映画としての出来は足りないかもしれません。
つっこんだら止まりません。
でもね。
ホラー映画好きなら絶対にグッとくる。
映画ってやっぱり面白いとかつまらないとかでは計れない。
ただ、好きって思えれば自分にとっては傑作になるのです。
ちぶ~的久々度5
まともな顔で久々に見たら、ロバートさんはいい感じに年をとっていた。ちょっとした映画の小ネタも映画好きにはたまらない。とにかく早くサランドラをみなければ!