昼飯を食べた後がヤバイ。
忙しくても眠いもんは眠い。
ブサイクな顔して眠気と戦う。
困ったもんだ...
「眠れる美女」にも困った。
イタリア特有の淡々さにウトウトするしかなかったのである。
実際に起きた尊厳死をめぐる事件から生まれた。
そう聞くと社会派の映画を観ている気になる。
が、これはどうなんだろうか。
重々しい雰囲気と音楽...
3編の物語を同時進行していくスタイル。
それなのに、どうしてこうも退屈なのか。
私には、どうしてもこの題材の深さが見えなかったのである。
眠るなら美女じゃないといけない。
様にならないから。
いつだって美女は最強だと思うわけで。
だって、これがブサイクな女だったらここまで事件は大きくならなかっただろう。
その時点ですでに不信感を抱いた。
尊厳死について問われる作品は少なくない。
わざわざこれをしたかったのなら、もっと掘り下げてほしかった。
ビジュアル重視寄りだと軽く見えてしまう。
ちょっと恋をして、愛を知ったら受け入れられる死...
それって全然わかってないだろうが。
そんなに簡単に分からないから「尊厳死」なんです。
本当の尊厳死に対する問いと答えがどこにも重ならない。
放り投げられて終わる。
これがイタリアンスタイルか。
私の思慮のなさが原因なんだろう。
せっかちはこういう作品は乗れないってことね。
どうしょう。淡々と大真面目。美女は眠ってるし...見どころが分からなくて困り果てた。尊厳死については自分で考えた方が早い気がする....