やってしまった。
ブランデーを飲んではいかん。
と、気づいたときには時すでに遅し。
頭が割れるくらい痛くて目が覚めた。
朝日が眩しいというより痛い。
痛くて気持ち悪いほどの二日酔いは久しぶりだ。
そんな久しぶりはいらん。
速攻、バファリンを服用。
きっと使用用途は間違っているけど治ればいい。
みなさんも、二日酔いにはお気をつけあれ。
「夜明けの街で」は、バファリンでは治らないくらいの病ですね。
大抵、東野圭吾原作映画はいつもハマれない。
それなのに、やたら映画化されているので見ることになる。
これは最初から嫌な予感がしたのだ。
コテコテの不倫かと思っていた。
が、そうでもない。
絡んでくる事件が余計なのかもしれない。
と、思ってみたがそういうことでもない。
どこが焦点だったのかが分からない。
深田恭子はともかく...
岸谷五朗にこういう役をやらせてはならない。
それだけはよく分かったのである。
思えば、岸谷五朗にセクシーさを求めたことがなかった。
というか誰も求めていないと思うのである。
それなのに、分かりやすく若い女にハマる。
おっさん、仕事しろや。
と、言いたくなること必至。
これが本当の中年の危機か。
ダンディ臭が漂うエロさがあったらまだよかったのに...
そんなものは言う間でもなくゼロ。
とにかく気持ちが悪い。
岸谷五朗のシャツがはだけるところを見て眉間にしわが寄る。
深田恭子がポロリとでもしてくれればよかったのかもしれないが。
ポロリのポの字もない。
なんだよ。
どうすればいいんだよ。
と、解決策を見いだせないままよく分からないことになっていく。
これ、2時間サスペンスでよかったよね。
と、129分後に思い知らされる屈辱。
不倫か、事件か。
男か、女か。
何もはっきりしないのに、悟ったかのように終わる感じがアンビリーバボー。
思うに、不倫をいい思い出みたいに語れるのは男の悪い癖。
それは少年のようにピュアだから持てる幻想。
だから、こんなのありえない。
原作も同じ筋書きならば、東野圭吾は女心を分かっていない。
出来ないのならやらない方が賢明。
ただ、やはり男心はリアルだったのでイラっとしたのかもしれません。
ちぶ~的ノーゴロー度5
ここまで中途半端なのも珍しい。岸谷さんが不潔で気持ち悪く見えるので余計に気の毒。家族を大事にしている男ってのもそれはそれで怪しいものなんですね。だからこそ奥さん役の木村多江はコワかったっす。