たま~にものすごい子供好きのおばちゃんを見かける。
赤ちゃんを見ると声をかけたくてしょうがないらしい。
あまりにもすごい勢いで話しかけてくるものだから、お母さんは戸惑い気味。
このご時世、やっぱり見ず知らずの人には警戒するだろうし。
観ているこっちまでなんだかハラハラしてしまう。
「恐怖の子守歌」を見ると、この母性ってのは女に与えられた本能の一つだから仕方がないかもしれないけれど。
なんでも行き過ぎはね...
タイトルに惹かれてレンタル。
別題で、衝撃の夜・女子大生の異常な体験/衝撃の夜もあったらしい。
とにかく衝撃の夜なのだ。
子守歌が恐怖なのではない。
ベビーシッターの悪夢。
他人の家で他人の子供の子守。
家には子供と二人きり。
女は追いつめられたとき、一体何を守るのか。
アマンダ演じるスーザン・ジョージの怯えっぷりに見入る。
スーザン・ジョージがとにかくカワイイ。
スタイル抜群。
胸は出さないものの美乳だと分かるチラ見せ。
ホラーには必須のお色気担当。
冒頭からのビビりっぷりにラストまで大丈夫かよと心配にもなったが...
いざという時、女は強い。
母性という本能は男性にも勝る力強い執念にもなる。
母性と女の性の狭間で...
妄想と現実が入り混じる。
女には守らなければならないものがある。
そんな時、自分でも思いの寄らない選択ができてしまう。
それが女という生き物なのかもしれない。
ラストに響く不条理さ。
でも、同性なら納得してしまう恐ろしさがある。
女。
母性。
本能。
正解はどれでもなく、どれでもある。
これは、拾い物。
傑作とまではいかなくてもこの結末はやはり衝撃的でした。
ちぶ~的子守度5
子守するならちゃんとしなければなりません。海外の子守事情はよく知らないけど、海外のベビーシッターって人の家で図々しすぎやしないか。あれを日本でやったら速攻クビですよ。