週末名画座シネマパレ で見た「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」 の衝撃が冷めない。
今、ちょうど秋田では第29回 国民文化祭・あきた2014 開催中だがその中に舞踏も取り上げられている。
秋田は、舞踏の始祖・土方巽の聖地だからだ。
無料で土方さんの展示会も開催していたので観に行ってしまった。
もちろん、一人じゃ怖いので妹と。
劇中の中にも土方さんの奇妙な動作が出てくるわけだが、展示会もかなりハードであった。
展示場ではDVDも流れていて見ることもできたので、観てみたが...
名探偵ちぶ~でも全くわからないくらいのぶっとび具合。
舞踏とは、一体なんなのか。
分からないのだが、展示場にある土方さんの作品の数々には圧倒されるばかり。
わかんねぇけど、すんげぇ。
謎は謎のままで。
感覚で見る。
答えをみつけることが目的ではないのかもしれない。
その点、「名探偵ホームズ/黒馬車の影」は謎はきちんと解かなければならないので大変である。
数多くあるシャーロック・ホームズの作品。
その中でもこれは、原作とは違う娯楽要素がいっぱい。
コナン・ドイルの作品には切り裂きジャックは出てこないが、こちらは出てくる。
フリーメイソン、王室、反逆者等々。
そのワードが聞こえるだけでワクワクするようなものが盛り込まれている。
謎はすべて解く。
久々のホームズ映画にちょっと癒されましたよね。
ホームズ役がクリストファー・プラマー。
観れば見るほどユアン・マクレガーに似ている。
以前、「人生はビギナーズ」 で親子役を演じていたときは全く思わなかったけど。
若いころのクリストファーの紳士的スマイルはユアンにそっくりなのだ。
そんなことを思っているうちに殺人事件が起きる。
このホームズ&ワトソンコンビは中年よりも年がいっている感じで、落ち着きがある。
だから安心してしまう。
だけど、そんな定番の雰囲気をぶち壊すくらいの強烈な方が一人...
そう。
ドナルド・サザーランド氏だ。
一人オカルト。
この人がアップになるとそれだけで不安。
完全に惑わす。
あの目の色は、ホラー色だ。
ちょっと長くて眠くなったけど、ドナルドさんのおかげで目は覚めました。
全員怪しい。
解き甲斐のある謎。
最後まで見てもどうしてそうなるのか分からない。
名探偵を前にするとみんなすぐゲロっちゃうすごさ。
名探偵。
その肩書、警官より偉大。
犯人よりも動機。
結果より過程。
ふむふむ。
人情と解明はいつも隣にあるのですね。
おまけ
企画展示「土方巽・舞踏の世界」へ
アレを見た後だから死体を食ってるようにしか見えない...(多分スイカだけどね)
麿赤兒率いる大駱駝艦 ・天賦典式(てんぷてんしき)の舞踏公演もあったようですが、今回は行けず。
帰りは、まったりとサンドウィッチセット食べながらおいしいコーヒー飲みました
ちぶ~的謎解けない度5
ホームズの解説を聞いてもよく分からないという私のポンコツっぷり。ま、雰囲気ホラー調で楽しかったからいいか。