ホラー映画さえあれば!

映画漬けのちぶ〜が、映画を観たら例えつまんなくても!イラスト付きで映画レビュー(ホラー寄り)をアップしてます!週末はホラー特化ブログや映画関連の記事も!

コンディション「オーディション」



作品情報




今日のコンディションはどうだろう。


と、毎朝思う。


毎日ちょっとずつ違うのだから人間の体というのは難しい。


同じような生活をしてもスッキリ起きられる朝とそうでない朝がある。


仕事をして、自分のプライベートな時間があって。


そうなると、もちろん浮き沈みがあって当然。


やっぱり疲れた時や気分が上がらない日もある。


そんなとき、私はおいしいコーヒーを飲みに行く。


いつものお店でいつもの席で、同じ景色を眺めながら。


別に、それで何かが大きく変わるわけじゃないないけれど。


また、明日があるって思う前にひと休みつきたい時ってあるじゃないですか。



「オーディション」は、そのひと休みが後半から一気になくなります...





海外で人気のホラーランキングでいつも上位。


殺人鬼キャラでも上位。


そうなれば見ないわけにはいかない。


のに、今までDVDレンタルがなくて見れず。


今回、なんとたまたまDMM.com で動画を発見。


コチラ


これが三池崇史監督作品という衝撃。


これをジャパニーズホラーで作っていたという驚き。


あなたは、この痛みに耐えられますか。




前半はラブストーリー調。


まぁ、かなり山崎麻美(椎名英姫)さんは序盤から怪しいですけどね。


おっさんの再婚相手探し。


男の下衆い下心。


欲望と愛の違いが分からない男の愚かさ。


静かで余計なことをしないじわじわくる不気味さ。


あの三池監督らしくないとすら思う。


だけど、どこか洋を感じさせ和を忘れていないところはこの時からだったらしい。


それに加えて、ここには韓国映画のような生生しい血の匂いがする。


後半からは一気に加速。


前半の前フリが一気に回収される。


海外の評価を全くアテにしてなかった私。


だって、海外の殺人鬼の定義なんて単純じゃんとバカにしていた。


だけど、これに関しては日本人も外国人も怖れる恐怖がきちんとある。


そう。


きちんとしているのだ。




海外でも怖れられているというホラーキャラ、山崎麻美様。


お美しい。


切りそろえられた黒髪。


奥ゆかしい雰囲気。


上品でどこか寂しげな空気が漂う。


と、書いてるのもコワイ....


女という生き物を本能だけにしたらこうなるのかもしれない。


独占は狂気。


痛みでしか生きられないという極限。


演じた椎名英姫は、前半では棒読みが気になって不安になる。


ただセリフを読んでいるという感情の欠落。


だけど、ラストシーンまで見てそれが成功していることが分かる。


山崎麻美には、人間として足りていない。


それがこの人の演技とピッタリあってくる。


後半のキョワ~イシーンでは、前半の不安を吹き飛ばし爽快とも言える振り切った演技。


私の大好きな「アウトレイジ」 にも出ていたということに気付いた。


今度、もう一度見直したい。




本当の恐怖とは何か。


本当のホラー映画とは何か。


血が流れること。


気持ち悪いものが映ること。


驚かされること。


それらは真の恐怖ではない。


自分には絶対に理解できない、自分と同じ生き物である人間が存在する。


痛みや恐怖を与えることでしか人を愛せない人間がいる。


果てしない虚無。


絶望しかない悲しみ。


それが本当の恐怖。


自分が持ちたくない感情にヒィヒィする。


久々に二度と見直したくないホラー。


でも、ホラー上級者にはオススメしたい三池監督の傑作でございます。






パンダおまけパンダ

いつかの癒しコーヒー。秋ブレンドだってさコーヒーラブラブ


ちぶ~的麻美様様度5叫び叫び叫び叫び叫び
自宅、コワすぎ!それ、なんですか。誰ですか。と、聞きたくなることがいっぱい。で、夜が激しいってのはちょっと笑う。というかヤラレっぱなしの石橋凌が新鮮!


にほんブログ村

blogramで人気ブログを分析

人気ブログランキングへ