どの仕事も最初はそうなんですよねぇ。
話ばっかり聞かないといけなくて。
分からないことが分からない。
理解力より眠気が深まる~。
そもそもお勉強ってのが性に合わないもので。
さっさと実務をやってしまいたい。
その方がよっぽど役立つだろうに。
始まったらそんなことも思えなくなるだろうけど。
「続・男はつらいよ」も2作目だと思えないくらい。
すでにこの安定っぷりはすごい。
※ネタバレしている気がします。どうぞお気を付けくださいませ。
予想外のヒットから続編が誕生。
寅さんがヒョイっと帰ってくる。
そんなスタイルが定着。
やっぱり相変わらずにきちんと皆に迷惑をかける寅さん。
恋をすることも忘れない。
そして実母との再会。
恩師との再会。
再会から生まれるストーリー。
出会いがあれば別れもある。
そうやってまた寅さんは旅に出る。
なんといっても恩師の坪内先生役があの東野英治郎。
マドンナより黄門様!
私のベスト黄門様はこの人なのだ。
小さいころ祖母と一緒に見た黄門様は「ハハッハー」とすべてを笑い飛ばし、まるで神のように受け入れる。
そんな爽快で海のように心が広い黄門様にいつも夢中だった。
懐かしい。
懐かしすぎるではないか。
嬉しい。
この人を久しぶりに見て坪内先生まで好きになってしまった。
どこか子供みたいで自由。
大酒のみで説教をたれたり。
それでいて、情深い愛されキャラなのだ。
寅さんと黄門様の最強タッグ。
見逃さなくてラッキーです。
おかぁ~ちゃ~ん。
が、予想外で笑う。
理想は理想でしかなく、現実は結構シビア。
血は見えない糸でつながっている。
思いやりは見えない。
見た目だけじゃ計れない。
寅屋のようなどこからみても温かい家族愛もあれば、お母ちゃんのように冷たくぶっきらぼうだけど秘めた家族愛もある。
その対極がなんだか可笑しくて。
それでも親は親。
子は子なんだとほっこりする。
あの笑える掛け合いだって愛があればこそだから笑えるんですよね。
ちぶ~的寅寅度5
血は争えないんですねぇ。寅の血は普通の人より濃いのかも。顔も中身も強烈です!