ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

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ベランダに咲かせたい花「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」

男はつらいよ 寅次郎忘れな草

 

 

ブロガーさんオススメの「男はつらいよ 夕焼け小焼け(17作目)」。

 

リリー三部作の「男はつらいよ 寅次郎忘れな草(11作目)」、「男はつらいよ 寅次郎相合い傘(15作目)」、「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(25作目)」を鑑賞しようとゲオへ走った。

 

ちなみにリリー作品は「男はつらいよ 寅次郎紅の花(48作目)」もあるらしいことを後で知ったのでこちらも見ようかと思う。

 

一目散で寅さんコーナーに行ったら半分以上はレンタル中だっという衝撃。

 

一番見たかった「男はつらいよ 夕焼け小焼け(17作目)」もレンタル中。

 

リリー3部作は揃ってたので借りた。(私が調べたリリー3部作のこと)

 

 

※ネタバレしている気がします。お気を付けください。



年寄が見るものだと思っていたこのシリーズ。

 

さいころ、テレビではちょいちょい見ていたけど、本格的に見たのは初めて。

 

男はつらいよ 寅次郎忘れな草」の忘れな草が切ない。

 

引っ越した新しい家にはちょっと広めのベランダがある。

 

何か育てたいと思っていたが、これを見て忘れな草を咲かせたくなったのである。

 

 

冒頭の夢シーンがすでにツボすぎる。

 

これは、私の大好きな「関の弥太ッペ」 風じゃないか。(ということにしておいて)

 

chiboo-horror.com

 

 

四角くてでっかい顔にあの衣装。

 

やっぱり似たようなことをしたってすべてが寅さんだからオモロイ。

 

 

11作目だからもう色々進んじゃってる。

 

だけど、考えなくても分かるから無問題。

 

みんながおせっかい。

 

みんなが人情に厚い。

 

男と女の役割がきちんとこなされていた時代。

 

ダサイかと思いきや、実は洗練されていた衣装とセットたち。

 

そうだったんだ。

 

こんな世界だったんだと改めて見て知る名作の素晴らしさ。

 

会話も出来事も計算なんか微塵も見えない。

 

完璧すぎて映画だということを忘れる。

 

家があって、家族がいて、誰かがやってくる。

 

定番なのに、飽きが生じないのはこの作品はいつ見ても"生きている"からだろう。

 

 

今回の喧嘩はピアノ。

 

男のプライド。

 

家族でも守るべき最低限の気遣い。

 

今の家族はこんな喧嘩をできるだろうか。

 

夜中に一人でケタケタ笑いながら見ていたけれど、この喧嘩の温かさが羨ましい。

 

現代っ子こそこういう映画を見るべきなのだ。

 

 

ヒロインのリリーさんは、本当にハーフに見える。

 

こんなに妖艶だったことを知らなかった。

 

明るくて奔放で嫌みがない。

 

だけど、ふと見せる憂いが美しい。

 

決して誰かに頼ろうとしない強さがかっこいい。

 

そんな女を放っておけない寅さん。

 

分かってないけど、分かってるつもりの寅さんについ「あ~あ」と言いたくなりながらもずっと見ていたくなる。

 

女の心は秋の空と言いますが。

 

本当にそうでしょうか。

 

男心こそ女にとっては秋の空。

 

「恋がしたい」と言われたら....

 

寅さん、次は....

 

ねぇ、聞いてる?

 

 

 


ちぶ~的忘れない度5

ポエムみたいなセリフもいい方も真似したくなるくらいクセになる。リリー作品みたら他のも見ちゃうかも。