ぬうぉ~~~。
と、叫びたいくらいムカついた。
腹が減っていた。
そんなとき、注文したものが明らかに忘れられていたのに平気な顔して「今、お持ちしますね」と言われた。
忘れてただろっ。
ミスは仕方がないけれど、せめて嘘でも申し訳なさそうにしてほしい。
しかも...
注文がくるのが遅かったので、閉店時間が迫っていたらしく....
店員が、目の前でほうき掃除をし始めた...
あいつ、きっとなんちゃって店員だったんだ。
だって、あんな店員見たことないもん。
軽くサラッと見れる楽しいコメディ。
偽家族で麻薬を運ぶ珍道中がおかしい。
下品でバカでくだらないんだけど、好感が持てる。
本当は孤独な4人。
そこは掘り下げないけれど、やっぱりどんな"家族"もいいなって思える。
今の時代だからこそグッときちゃうところがあったりするんじゃなかろうか。
家族がいるということは、それだけで心強い。
離れていてもどこかでつながっている。
近すぎると鬱陶しかったり、面倒だったりするんだけれど。
やっぱり、当たり前のような温かさがないってとても寂しいんじゃないか。
そして、失ったときにしか気づけないものなんじゃないかって思う。
麻薬密売人とストリッパー、ホームレスに童貞。
4人とも好き勝手に生きているようで実はどこかで誰かとのつながりを求めていたんだと思う。
コメディだから全くそんな香りすらさせないけれど、私はおセンチになってしまった。
嘘でも一時でも家族がいる。
いつの間にか今までにない温かさを感じちゃったりする。
なんちゃって家族だからこそさらけ出せた自分。
こんな世の中だからこんな家族も楽しくていいんじゃないか。
と、変に感動を押し付けないラストにまたほのぼのしちゃったわけです。
そもそもジェニファー・アニストンの年齢でストリッパーって無理がある。だけど、本物のストリッパー並みのセクシーダンスを魅せるジェニファーはやっぱりプロなのだ。