まだまだ徒歩で絶賛通勤中。
いや、そろそろチャリ買うんですけどね。
私、徒歩でもハイスピードのせいなのか蜘蛛の巣が顔に当たる率が高いんですけど.....
何のいやがらせでしょうか。
蜘蛛よりはマシだけど.....
私、そんなに寂れてますか。
枯れてますか。
「蜘蛛巣城」はそんな心につけこむ怖~いお話ですね。
解説は....
シェイクスピアの『マクベス』を日本の戦国時代に置き換え様式美に拘り描いた戦国武将の一大悲劇。鷲津武時は謀反を起こした敵を討ち、その帰途の森で出会った老婆から不思議な予言を聞く。やがて予言通り事が運び始めると、欲望に取り憑かれた妻にそそのかされて主を殺し、自ら城主の地位につくのだったが……。
いうまでもなく私にはシェイクスピアの知識はゼロです。
そもそも「マクベス」を知らない。
ただ、なんとなく文芸作品からきたんだなっていうのは分かった。
悪魔のささやき。
欲望に憑りつかれる人間の愚かな心。
黒澤明監督作品でホラー調の映画を見れるとは。
それだけで感激。
それだけで満足。
私、手を洗ったかどうかつい気になってしまいました。
ある日。
森の中。
ばぁさんに出会った。
花咲く森の道。
ばぁさんに出会った。
ばぁさんの言うことにゃ
お前さん お逃げなさい。
スタコラサッサッサのサ。
スタコラサッサッサのサ。
ところがばぁさんが。
後からついてくる。
..................(※森のくまさんの歌詞から引用)
って森のばぁさんがコワすぎるだろ。
一体、何者やと二度見した。
糸、巻かないでとお願いしたくなった...
自分の本心。
気づかないようにしていたおどろおどろしいアレ。
人は、自分を中心に物事を考える。
疑うこともせず自分の信じたいように信じる。
そんな愚かで黒い心に巣くう邪悪な欲望。
何を奪い、何を守りたいのだろう。
常に逃れることのできない弱みがそそのかす。
虚勢と嫉妬が襲う。
それは自分が一番愛していない自分のせい。
自分が今どこにいて何者なのか。
まずは落ち着いて周りを見渡しなさい。
と、ずっと興奮気味の三船敏郎演じる鷲津武時を静かに諭したくなるのでした。
ちぶ~的恐怖度5