それはある日突然やってきた依頼。
本来色気のある誘い文句なのに、全く色気のない頼まれごと。
私を迎えにきた運び屋。
うむ。
苦しゅうないぞ。
と、ちょっといい気分だったがそのあとが大変だった.....
暑さと眠気は私を殺しにかかる。
だけど、すべては自分が選んでいる。
何事も経験は無駄ではない。
楽しめたもん勝ちである。
「スマグラー おまえの未来を運べ」 もそういうタイプの映画なのだろう。
あらすじは....
俳優への道をあきらめ、その場しのぎの日銭でしのいでいる砧涼介(妻夫木聡)は、借金返済のため、日給5万円という高額の運送アルバイトをすることに。砧はいそいそと初仕事にかかるものの運送屋とは名ばかりで、その内容は死体などのヤバイ荷物の運搬と処理だった。たった一度のミスすら命取りになる危険な世界に足を踏み入れた砧は……。
これは安易に見る映画じゃない。
実はカルト的な気がする。
すごく人を選ぶタイプ。
邦画で今これをする。
それだけでもう称賛したい。
ストーリーより勢い重視。
ビジュアルが襲う狂気。
そこそこメジャーな作品でこの勇気。
普通のものさしで計れない映画。
ぶっとびのエンターテイメントに圧倒されよう。
すんげぇ。
内容はあまり覚えちゃいない。
とにかく。
私の大好きな安藤政信の肉体美が凄まじくエロカッコイイ。
それだけで最後まで見れるのである。
しかもなぜか中国語を話す。
予想外にペラペラでビビる。
そしてやっぱりエロイイ発音。
何度も監督にお礼を言いたくなる。
日本の映画にあまり出ないので余計興奮。
金髪、マッチョ、中国語。
どれもが完璧。
主役はこの人だったのだろうと思う。
マンガらしい描写多数。
バカバカしさも大げささもブラックが効いている。
普通の邦画とはすべてが違う風味。
綺麗すぎたり、優しすぎたりしていない。
ぶっとんでてまとまろうともしていない。
それが妙に爽快。
面白いとかそういうんじゃない。
なんか、すんげぇ。
それだけの。
それが一品の映画。
たまにはこんなのもいいでしょう。
まだまだ安藤熱は冷めそうにありません。
ちぶ~的怪演度5
普通の人っていたかしら?どいつもこいつもめちゃくちゃでだらしない。モロ人間!な臭さが漂う。個性的なキャラも堪能できます。