みんなが辞めたがる。
もって2年。
もたないと一日。
そんな人たちを、私が知っている限りでも20人は見てきた。
こうなるとそういうことが恒例行事みたいになる。
そして、当たり前のように引き留める奴ら。
好条件を言ってだましだまし辞める人を引き延ばそうとする。
そんなその場しのぎが長く続くわけもないのに。
そもそもその好条件ってのがウソだし。
結果、中途半端な引継ぎが多発して残された方は混乱する。
「NINE QUEENS 華麗なる詐欺師たち」もそうですが、やるならスカッとするくらい爽快にしてほしい。
期待と結果のギャップで混乱しちまったじゃないか。
解説....
本国で大ヒットを記録し、数々の映画賞を受賞したアルゼンチン産犯罪サスペンス。ベテラン詐欺師・マルコスと、外見も冴えなく手口もおぼつかないジュアンのコンビ。ある日、彼らは“NINE QUEENS”と呼ばれる高価な切手の存在を知るが…。
「瞳の奥の秘密」のリカルド・ダリンが出演しているのだから期待してしまうでしょう。
しかも、本国では大ヒット。
今となってはこの情報は信じられないが...
タイトル通りの華麗さを信じてしまうでしょう。
「オーシャンズ11」シリーズのようなかっこよさがあるのかなぁと思うでしょう。
........ないっす。
もう、冒頭のしょうもない詐欺から始まった時点で大失敗は確定でした。
え。
華麗....?
加齢....?
まさかのカレー(作品の色味が).....?
見どころであるはずのオチを見ても??って感じ。
一応、すったもんだありますけど。
まったく違うものを想像していたわたくしとしては何とも言い難い葛藤がございました。
アルゼンチンを代表する渋男リカルドさんは、演技派です。
髪型は硬派です。(髪が硬そうなので)
胸毛はギャランドゥーに違いありません。
だけど、そんなリカルドさんを打消してしまうくらい衝撃だったら若めの詐欺師....
そのぬぼ~っとした感じ、なんなのさ。
リカルドさん越えのヘアスタイル。
詐欺映画の定番であるイケイケ感がゼロ。
私、こんな奴に騙されたくない。
イラっとすること間違いなし。
どうせ騙されるなら本当に華麗な詐欺師がいい。
作品に軽快さもない。
とにかくもやっとした雰囲気。
というかこれはダサいんじゃなかろうか。
ラストのオチに懸けた感。
勘のいい人はすぐ気付いてしまう残念感。
もし、あちら視点で展開したらもっと面白みが出たはず。
あと、副題をつけた人の嫌みが効きすぎている。
そのせいで確かにみんなが騙される。
ここまで華麗だとカレイみたいに目が寄りますわぁ。
ちぶ~的オラオラ詐欺度5
こんなんで視聴者をだませると思ったか。どこからそんな自信が出てきたのか。かっこつけは完璧にできなければただの横暴になる。