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雑踏パチっ、物語るもの「座頭市物語」~角川大映映画展記念記事vol,2~

映画を見た帰り道。

 

雑踏の中に夕日をみました。

 

忙しそうに歩く人の中に静かな時間が見えました。

 

景色は変わらないのに、歩いていく人は変わりゆく。

 

と、黄昏にはもってこいの夕日。

 

なんだかとってもかっこいい夕日で思わずパチっと激写しましたよ。

 

私、あまり写真はうまく撮れないのですが景色が最初からいいとそれなりに撮れるものですね。



座頭市物語」も勝新と天知様が共演というだけで、もう満腹なのにそれだけじゃないという圧倒的な面白さがありました。

 

(なかいちテナント会映画フェア2014(角川大映映画)にて)

座頭市物語


 
解説....

勝新太郎が盲目のヤクザを演じて大ヒットし、合計26作品が製作された「座頭市」シリーズの記念すべき第一弾。原作は子母沢寛の随筆集『ふところ手帖』に収録された短編『座頭市物語』で、これを犬塚稔が脚色し三隅研次が監督した。勝新太郎天知茂の名演技、伊福部昭の音楽など、見どころが満載。
 貸元の助五郎は居合抜きの腕前を見込み、坊主で盲目の座頭市食客として迎え入れた。市は結核に冒された平手造酒という浪人と知り合うが、彼は助五郎のライバル笹川親分の食客となってしまう。二人は酒を酌み交わしながら、ヤクザの喧嘩で斬り合うのはごめんだなどと話した。助五郎たちと笹川一家の緊張が高まる中、造酒が血を吐いて倒れてしまう。

 




座頭市」シリーズの第一弾。

 

それだけで見る価値がある。

 

勝新太郎といえば、この作品。

 

役そのものが勝新

 

盲目のヤクザに見えないものと見えるもの。

 

人は斬っても情は切らねぇ。

 

漂う哀愁と義理人情に男を見る。

 

これが、本物の座頭市のいっつぁんか!

 

と、興奮が止まらない。

 

日本が誇れる名作の一つ。

 

 

 

こりゃ、たまらん。

 

隅から隅まで男が染みついている。

 

信念を持った二人の男。

 

ダンディズムが奏でる男の戦い。

 

しかも。

 

いっつぁんの敵が天知茂という思いもよらなかったキャスティング。

 

見る直前に気付いた興奮。

 

最初の登場シーンから鼻血ブーというよりゴー。

 

初スクリーン鑑賞の天知さんは、いうまでもなく完璧に美しい。

 

セリフも間も身のこなしまでも勝新の相手にふさわしい高級さ。

 

生きててよかった。

 

こんな贅沢な共演ってあるのか。

 

さらっと見ていいのか。

 

思わず拝みたくなる。

 

ありがたや~。

 

特に。

 

大スター2人の最後の決闘シーンが今でも頭から離れない。

 

涙がうるっうる。

 

すべてが憎いくらいにかっこいい。

 

 

 

男の友情が絆になる。

 

その信念が人情で果たされる。

 

あの後ろ姿に見える哀愁が語りかけてくる。

 

言葉にする必要はないと言わんばかりに。

 

いや~~。

 

男ってかっこいい。

 

これが男ってやつなんだ。

 

ますます、この年代の映画にハマって抜け出せそうにありません。

 

 



ちぶ~的キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!度5
勝新天知茂が並ぶ!喋る!戦う!もう、すべてに大興奮。天知さんは、剣豪なのに病弱ってのがまた色っぽいのよね~。