買い物には駅前やイオンによく行く。
というか秋田はそこら辺しか行くところがない。
そこで必ず斬新なウェディングドレスが展示されたりしている。
毎度驚かされ、絶対に花嫁衣裳は着るまいと思うのだ。
ある時は、ロールキャベツの茹ですぎ感を漂わせている。
ある時はうまくできた人参のかき揚げ。
女子の夢を壊しまくり。
見る分には面白いので、誰かに着てもらって結婚式に招待されたいものである。
花嫁を狙ったわけではない。
たまたまターゲットが花嫁になりやがったのだ。
女の恨みはどこまでも。
その醜い憎しみが復讐へ駆り立てる。
おどろおどろしい役を演じた池内淳子の怪演が光る。
途中まで分からなかったけど、主演が池内淳子。
新東宝からデビューして脚光を浴び、柳沢真一と結婚して一時芸能界を引退。
が、翌年には早くも離婚して新東宝に女優復帰。
こういう女優が怪奇映画に出るということ自体、挑戦的だったのかもしれない。
今見ても、ちょっとびっくりする。
.....色々と。
どの時代も女の恨み辛みは怖ろしい。
ピュアな女ほど女に嫌われ、計算する女ほど計算しない女が憎たらしい。
実に単純明快。
嫉妬は愛情の付属品だよ。
プライドの高い女はいつだって自分が一番になりたがる。
そして、それを押し通した代償は途方もなく大きい。
というか因果応報でないないとやってられませんしね。
とにかく藤子が会いに行く曾祖母ってのが人間なのかが疑わしい。
あんなところに住んでいる時点でおかしいのに、平然と乗り込んでいくあたりは度胸があるとみた。
意味の分からん呪文に、ばぁちゃんとしてどうなんだっていうくらいの呪いの誘い。
で、花嫁吸血魔の出現。
.........
これは何だろう。
剛毛になって醜くくなる。
怨みと生き血で生きらえる。
一体どなたでしょう
まず、毛は生やさなきゃならんものだろうか。
飛んだり消えたりもします。
これですと言いにくい怪物です。
いらっしゃいませ、こんにちは的な新しい魔物。
日本にはまだ私の知らない魔物もいるのですね。
それだけでごちそう様でしたと言いたくなるような楽しさがある。
新東宝映画恐るべし。
次は何見よっかな。
ちぶ~的新東宝怪奇度5
新東宝らしい怪奇映画!ほんわかしてて楽しい感じ。演じた池内さんは意外とノリノリだったのではなかろうか。