なんでも最初が楽しい。
と、最近感じる。
新鮮でまぶしくて。
キラキラっとした感じ。
そして今は春が訪れ、結婚式が増える季節。
今年も誰も結婚式をしないから私には無縁ですが。
幸せそうな人を見ながら、成田離婚って実はとても素晴らしい言葉なのではないかと思う。
というか新婚旅行中に気付けるならまだ幸せな方。
大抵の人は浮かれて現実を見落としてしまいがち。
実際に起こった連続殺人事件を元に、文通相手の結婚詐欺師レイと共に悪事を重ねて行く看護婦マーサを描く犯罪ドラマ。監督・脚本は今作が唯一の監督作となったレナード・カッスル。出演はシャーリー・ストーラー、トニー・ロー・ビアンコ。公開当時はほとんど無視されていたが、トリュフォーやデュラスらの絶賛により一部に熱狂的ファンを生んだカルト作。
全然府に落ちない。
なぜこんなデブで美人でもない女の言いなりになって悪事を重ねたのか。
途中からマーサが横綱にしか見えない。
押切りされた男がそこそこいい男だってのも腑に落ちない。
だけど、これが実際に起きた事件なのだから余計摩訶不思議。
首都圏連続不審死事件の木嶋佳苗被告とダブった。
ブスでデブで性悪な女に唯一あるのは母性。...
なのか
これは母性というのか
確かに親近感があって安心感があるかもしれない。
絶対的に自分を愛してくれる女。
男にとってはそれが心地よかったのだろうか。
横綱マーサの嫉妬からどんどん凶悪になっていく犯行は、見ていてとても気味が悪い。
食いしん坊で短気な横綱の機嫌をとりながらも、金を稼ぐレイ。
どんだけ器用なんだ。
私にはこの男の方が母性のかたまりに見えた。
崖っぷちの女のドロドロした薄汚い心に自信を持たせてはいけない。
ブスにはブスと、デブにはデブと言った方がまだいい。
屈折したコンプレックスに愛を与えてはならない。
ラストは、感動ものの愛を見せられて混乱する。
いやいや、感動しちゃいけないんだ。
ただの人殺しカップルのお話なんだから。
そんな感情を抱かせるのもまたカルト映画らしいのかもしれない。
ちぶ~的こんなハネムーンは御免だ度5
まず、妹を名乗る女が常にくっついてくる時点でアウト。騙される人ってこういうものなんだろうか。幸せを掴もうと必死だった女の意地もなんだか空しい。