秋田にはなんちゃって風のLOFT(一応本物だけど)がある。
家具は売っていない。
シャレた文具や生活用品、化粧品などが並んでいる。
秋田に最初出来たときは盛り上がってすぐ買い物に行ってみたけど、家具が売ってないことに気付き熱は冷めてしまった。
だけど、映画をハシゴする日に空き時間があったので久しぶりにちゃんとお店を散策してみた。
特に事務の仕事をしている私は、事務用品のコーナーが異常に楽しくて長居してしまった。
かわいいクリップがあったり、おしゃれなファイルが売っていたり。
たまにはいつも行かないところに行ってみたりするのもいい。
新しい発見は楽しい。
「LIFE!」のようにお金がない私は、遠出がなかなかできませんしね。
あらすじは...
あらすじは...
雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、思いを寄せる女性と会話もできない臆病者。唯一の特技は妄想することだった。ある日、「LIFE」表紙に使用する写真のネガが見当たらない気付いたウォルターはカメラマンを捜す旅へ出る。ニューヨークからグリーンランド、アイスランド、ヒマラヤへと奇想天外な旅がウォルターの人生を変えていく。
ベン・スティラー監督&主演のヒューマンドラマ。
予告が傑作。
そんな映画はとっても危ない。
壮大な景色。
爽快な音楽。
人生って素晴らしい。
というただのきれいごとなら私は好きになれない。
と、思っていたけど大丈夫でした。
余計な部分をカットして、もっとパンチがあってもよかった気はするけれど...
私はこの方が凡人にも手が届きそうな夢を持てると思う。
前を向こうってシンプルに思える。
これはこれでいいと思えた。
妄想好きの私には共感できることが多かった。(ただ、妄想シーンは別にいらなかったけど。)
妄想すれば妄想するほど現実が遠ざかってく。
無理だと思っているから想像で済ませるのかもしれない。
想像の向こう側へ行く勇気がなくて。
自分のエリアからはみ出たら...
どうなるかが想像できないから怖い。
だけど、向こう側へ踏み出すことは意外と簡単なのかもしれない。
自分の思い込みが枷になっているだけ。
自分ってなんだろう。
自分らしさってどこだろう。
知っているつもりの自分が一番気付いていないのかもしれない。
何歳になっても可能性は無限大なのに、行動していないから何も変わらない。
想像だけでは得られない経験。
自分の目で見て体で感じる。
写真でしか見れないようなリアルを自分が感じられる幸せ。
生きていなければ絶対に味わえない瞬間。
生の体験が経験になる。
お金でそれが手に入るなら安いものだ。
母なる大地に生きる一人の自分。
死ぬまでに行ける場所はいくつだろう。
出会える人は何人だろう。
少しの勇気と、ちょっとした選択で人生は変わる。
今この瞬間も。
タイトルは、「LIFE!」。
!が意味するもの。
驚き、感動し、実感する。
それが人生。
報われないことがあっても絶対に誰かが見ていてくれる。
結果が出なくても目に見えなくてもきっといいことが待っている。
そう思わせてくれる。
シンプルに簡単に教えてくれる。
美しい映像に酔いしれながら、幸せを味わえる幸せに感謝した。
ちぶ~的ハッピー度5
小難しさゼロ。疲れているときにはちょうどいい。押し付けもなくくどくもないので万人受けするだろう。ベンの器用さに感服。そして、とてもまじめな奴なんだなと知る。