病院が嫌いなので市販の薬で治そうと奮闘中。
もし、インフルエンザだったらどうしようという不安を抱えながら。
いや、きっと大丈夫だ。
治るはずだ。
そう信じて今日も体を休めながら映画を4本も鑑賞。
うん。
よくなっている。
気がする....
「きっと、うまくいく」を見ると前向きになれるから何でも信じたくなるんですよねぇ。
あらすじ...
行方不明だったランチョー(アーミル・カーン)が街に戻ってくると聞き、ファルハーン(マドハヴァン)とラージュー(シャルマン・ジョシ)は母校に向かう。10年前、三人は名門大学の学生だった。真っすぐなランチョーは異議があれば学長にすら物申し、好きなことに打ち込んでいた。しかし、ランチョーと学長の娘・ピア(カリーナー・カプール)が接近したことから、3人は卒業目前で退学を言い渡されてしまう。
みんなが絶賛。
そんな映画はあまのじゃくにとっては鬼門。
タイトルがすでにきれいごと。
と、ひねくれた目線で見ていたはずなのに。
なんだ、このパワー。
インドは今どうなってるんだ。
疑心なんてすぐ吹っ飛ばすくらいの太陽が照りつける。
男3人の友情。
涙があって笑いがあって、ちょっとチクっともさせてくれる。
そして、愛が溢れだす。
もう、インド映画にハリウッドは負けています。
めったに映画を褒めない母でさえ面白かったといわせる力がある。
構成がとにかくうまいの一言。
取りこぼしが一つもない。
まとまってるのに、退屈させない。
そして、インドらしさも失っていない。
どんな人でも惹きつける映画は珍しい。
まるで日本の高度成長期を思わせる社会風刺。
やりたいことよりもやらなければならないことを押し付けられる時代。
今、インドはまさにその時なのだろう。
選択ができないという苦しみ。
自分らしさをもつことすら制限される。
その中で出会ったランチョー(アーミル・カーン)はまるでみんなのヒーローだ。
典型的な天才。
誰かに従うことをせず、自分のユーモアで困難を乗り越える。
誰もがしたくてもできないことを彼は、さらっとやってのける。
そんなランチョーと出会ったファルハーン(マドハヴァン)とラージュー(シャルマン・ジョシ)の男3人の友情物語がたまらなく目頭を熱くさせる。
涙を流せば涙をぬぐってあげる。
笑えば一緒に幸せを分かち合う。
そんな友情がホロリとさせる。
学生時代の数年間は短いようで長い人生の分岐点。
3人の出会いが将来を大きく変え、道を切り開く。
もちろん恋だってしちゃう。
恋におちたら風が吹くらしい。
見る人がすべて好きな人に見えちゃったり。
目の前が急に明るくなってパァ~っと花が咲いたみたいに輝く。
インドらしいロマンチックな香り。
見ているこっちも幸せが伝染する。
運命的な出会い。
固く結ばれた友情。
忘れられない唯一の恋。
どれもが歌と踊りでポジティブに記憶に残す。
困難にぶち当たったら「うまーくいーく(All is well)」と力強く前を向こう。
恋をして舞い上がったらズビドゥビパランパンと浮かれよう。
歌って踊ってとにかく楽しめ。
誰にも分からない将来なんて怖がるな。
もし、人生のどん底に落ちてしまっても。
生きてりゃきっと......
と信じさせてくれる人生応援歌のような映画。
また、いい映画に出会えたことに感謝です。
ちぶ~的ズビドゥビ度5
とにかく歌と踊りがサイコ~!!サントラがほしくなるハッピーソング。欲を言えばもっと歌と踊りの時間を足してほしかったですわぁ。