そのあやふやなビジョンにイラッとした。
もっと気づきがなければいいビジョンすら掲げられないのではないか。
と、悶々としていたのがいけなかったらしい。
本当に久しぶりに風邪をひいた。
滅多にひかないのでまるで重病にかかったみたいに大ダメージ。
このブログもちゃんと書けているかの分からない。
でも、いいのだ。
なぜなら紹介する映画が「テラービジョン」だから~。
こっちのビジョンの方がもっと分からないんだぞ。
解説....
衛星放送受信用のアンテナが、宇宙の果てで電波にして捨てられた怪獣をキャッチしてしまう。ぶっとび娘とヘビメタ彼氏、アーミー祖父さんとその影響をもろに受けた息子、そして変態夫婦という異常な一家と、呼びもしないのにやって来る迷惑な客たちは次々と怪獣に食われてゆく。86年の東京国際ファンタスティック映画祭で上映されたSFコメディ。
え?
と、口をあんぐりあげてしまうレベルの悪趣味さ。
ダサいなんてもんじゃない。
この色使い、バブルを越えている。
ド変態の両親にミリタリーオタクのじいさん。
パンチの効いた姉ちゃんにヘビメタな彼氏。
唯一普通の少年が主人公。
よくわからんけど、モンスターがやってくる。
むっしゃむしゃと喰ってくる。
安いぜ。
早いぜ。
高カロリー。
ま、楽しそうだからいいんじゃないか。
日本の怪獣映画を意識した感じのするモンスターはちょっと汚いけどめんこい。
時々食べ方が雑で生首飛んだり、ドロドロにしてみたりするけどそれはご愛嬌。
パッチリお目目はバカそうに見えて、意外に人間のことを見透かしているのかもしんない。
モンスターズインクにこんなのが混じっててもイケる気がする。
テレビの電波に乗ってきちゃうあたりは何とも安易ですが。
夢があっていい。
宇宙にもペットがいて人間と同じように身勝手に捨てようとするあたりは、なんだか考えさせられたりして。
そんなマジメな映画じゃなかったはずだけど、ちょっとモンスターがかわいいから同情しちゃいます。
B級中のB級。
安っぽくて下品で全くもって趣味が悪い。
それなのにこの思い切りはなんだろう。
ここまでされたら楽しむしかない。
センスの悪い色使い。
濃厚すぎるキャラたち。
古き良き時代がここにある。
私は、部屋を汚さないモンスターなら大歓迎で迎えようと思います。
ちぶ~的モンスターパニック度5
みんなのIQが低すぎて困る。パニックはパニックなんだけど、お馬鹿すぎるパニくりよう。この家の人たちの想像力はなさすぎてはなかろうか。