いまだ感動が冷めやらない。
完璧な演技で金メダルを獲ったアデリナ・ソトニコワ。
同じく完璧だったはずのキム・ヨナが銀メダル。
思うに、本当の勝者は技術も満点で情緒あふれる演技で魅了した銅メダルのカロリーナ・コストナーではないかと思う。
明らかにホームの熱気に加点がついたソトニコワは、勢いで押し通した。
悔しいがキム・ヨナは、相手が真央ちゃんだったらもっと加点がついた演技だっただろう。
この判定に納得できる人はいない。
まぁ、毎度のことだが今回はあからさま。
日本国民すべての人、いや、世界中の人々の心に残ったであろう真央ちゃんのフリーの演技。
高度な技に挑戦し続けた彼女に拍手を送りたい。
順位はついてこなかったけれど、努力は報われたとあの笑顔で思う。
昔から続くフィギアの得点操作疑惑。
それをぶち壊すくらいに高度で完璧な演技をすればいいのだけど、そうもいかない。
せめて難易度の高い技に挑戦することに意義を見出させてあげてほしい。
こんなにも挑戦することにリスクがありすぎるなんて....
無難な技で完璧さを求めた方が有利なんて、つまんないじゃないか。
スポーツは公平であってほしい。
平和の象徴のためにあるものなんだから。
婚約者の親に金目当てだと見抜かれて破談になり、かつての職場である中学校へ復帰した女教師エリザベス(キャメロン・ディアス)。適当に授業をこなす中、ハンサムなスコット(ジャスティン・ティンバーレイク)が代理教師として赴任する。彼が大企業の御曹司だと聞くや、エリザベスは玉のこしに乗ろうと一念発起。スコットの元カノが巨乳だったという情報をつかんで豊胸手術を受けようとするが、その費用が1万ドルと知ってがく然とする。そこで、生徒たちが課外活動で行っている洗車アルバイトに割り込み、その売り上げを着服しようとたくらむが……。
最近、リハビリのために見始めたラブ系映画。
が、どれも蕁麻疹が出そうなくらいつまらない。
そんな中、世間でも評価の低いキャメ姐さん主演の(ラブコメとは言い難い)この映画にやっと"共感"をみつけてしまった。
平気で元彼(ジャスティン・ティンバーレイク)と共演して見せる潔さ。
年増である痛々しい女というキャラをむしろ堂々とやってのける豪快さ。
これぞ本物の女。
あたい、姐御についていきます。
崖っぷちの女は身の程知らず。
世間体なんかどうでもいい。
優雅な生活がほしい。
そんな露骨な本音が気持ちいい。
思いっきり金目当てで男を誘惑するところに女気を感じる。
年増のパワーをなめんじゃねぇと言わんばかりの迫力。
これを痛々しいの一言で片づけるなんて浅はかすぎる。
これは、痛快と言うんです。
いつだって自分に正直。
目的が果たせなければ意味がない。
教師はただの職業。
自分は自分。
後先考えずに自由にやらかすあたりにキャメ姐さんの素顔がチラつく。
さすがとしか言いようがない。
こういう役をただの美人女優はできない。
「セックスはスポーツだ」という名言を残しているキャメ姐さんだからこそ嫌みなくできる。
ちょっとしわが増えても抜群のスタ イルと持ち前の明るさは今も変わらない。
きれいごとが一切ないバッドガールだからこそ惹かれてしまう。
きっとこのエリザベス(キャメロン・ディアス)にドン引きする男子は多数だろう。
でも、ハッキリ言ってあげよう。
女はそれを秘密にしているだけでエリザベスの行動が本心だったりするのだ。
誰だってお金はほしいし、幸せもほしい。
どうせ手に入れるなら最高のものを手に入れたい。
そのためには手段を選ばない。
だけど、それを露骨に公言したりしないだけ。
女は強かで巧妙な罠をしかける。
男はただ気付いていないだけだ。
むしろその方が幸せだから見ないふりをしているのかもしれない。
私はエリザベスのような女に憧れる。
たとえ万人受けしない人間でも自由で自分を失わない人。
それって最高にかっこいいじゃないか。
と、日本酒をガブ飲みしたくなった。
ちぶ~的バッドガール度5
授業はしない。金のためには子供も利用する。教師なのにエロは丸出し。悪いことばっかりするのに、愛される。そんな人ってどこか人がうらやましがるような己の道を持っているからでしょう。