ホラー映画さえあれば!

映画漬けのちぶ〜が、映画を観たら例えつまんなくても!イラスト付きで映画レビュー(ホラー寄り)をアップしてます!週末はホラー特化ブログや映画関連の記事も!

この水曜日、9時00分「その土曜日、7時58分」

11月に髪を切ってから放置プレイ。


寒いし、髪を切らないで我慢しようと思ったけど。


無理だった。


急に思い立って、休みの日に予約を入れた。


仕事がある日よりも早起きして美容室に行ったら自分が一番乗り。


早起きして一日を有効に使えた感じがして爽快だったけど.....



結局。


家に帰ってDVD鑑賞したら「その土曜日、7時58分」意外はほぼ寝落ちしてしまいました....

あらすじは...

一見誰もがうらやむ優雅な暮らしをしていたニューヨークの会計士アンディ(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、離婚した元妻のもとにいる娘の養育費もまともに払えない弟ハンク(イーサン・ホーク)を誘い、実の両親が営む宝石店へ強盗に入ることに。しかし計画決行の土曜日、7時58分。事態は最悪な方向へと突き進んでしまう。





「あ~あ」の連続。


気づかない間に声にしちゃうくらいのループにハマる。


どれもこれもに苦笑い。


一つの誤算がすべてを狂わせていく。


一つの出来事にそれぞれの思惑。


かみ合わない運命。


ここまでくると爽快で痛快。





冒頭から激しいベッドシーンに(しかもフィリップ・シーモア・ホフマンのぽちゃっこボディが強烈)お昼ご飯を先に食べていてよかったと安心する。


そこからの安易な兄弟の計画が危なっかしくて、というか明らかに危険で本当に見てられない。


マリッサ・トメイのオープンなビッチぶりに惚れ惚れしているうちにどんどん深みにハマっていくブラザーズ。


これがモグラ叩きだったら、もうモグラが見えないくらいにヤラレてる。


あぁ、モグラがいない。


一瞬も顔を出さない徹底ぶり。


頭がいいふりをして一番頭が悪いドSな兄、アンディ(フィリップ・シーモア・ホフマン)。


押しに弱い弟、ドMなハンク(イーサン・ホーク)。


止められない、やめられない負の連鎖。


どこまで転がっていく。




フィリップは演技というよりそのまんま。


一時の快楽に身をゆだね現実逃避する姿は今見ると色々と重なってとても悲しい。


イケメンキャラだったイーサン兄さんの八の字眉毛っぷりには感動すら覚 える。


やっぱりこの男、ダメなんだな。


ダメ男の栄光を与えてやろうと思う。


で、父ちゃん役のチャールズ・ハンソンがキュッと締めてくれる。


この老いぼれ渋感は、渋柿よりうまい。





誰にもどこにも共感できない。

すっきりするほどにすべてが後の祭り。

それでも負の連鎖にはまっていくのが人間の弱さ。

戻る時間から見えるそれぞれの行動。

起きてしまったことは二度と元には戻らない。

アンディの父に対する思いもそうだ。

すべてが「今更」。

積み上げてきた過去は"今"になれば、もう変えられない。

自分が起こすその行動、その言葉。

そこに至るまでの過去がそうさせる。

あの日、あの時間、その場所で。

人生を変える時。

一秒もその時間を軽く考えてはいけない。

運命は、運命ではない。

自分が導いている必然なのだ。












ちぶ~的ぐるり度5あしあしあしあしあし

どこの時間から見てもどう頑張ってもなるようにしかならなかった"現在"。この「あ~あ」の連続は意外とハマる!
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