長く続いたものが終わるときも、やっぱり憂鬱になる。
「トリック劇場版 ラストステージ」も最後かと思うと残念でならない。
あらすじは....
映画だからと無理をしないのはいいことだ。
映画版の中では一番ドラマっぽい雰囲気を出せていた。
原点回帰という選択は大正解だ。
相変わらず、余計なセリフやいらないパロディが盛りだくさんでつい笑う。
見過ごしそうな小ネタは、トッピングみたいにさらにおいしくさせてくれる。
主役二人の見た目が、多少変わっていてちょっとびっくり。
この14年でいい年のとり方をしている二人を見ながら感慨に浸ってしまう。
それに比べて、な~にも変わってない二人の関係がある。
安定した温度が心地良くてずっと見ていたい。
意外だったのは水原希子の多才さ。
モデル上がりのお嬢ちゃんだと思っていたけど、相当な負けず嫌いな気がする。
失恋ショコラティエとはまた違った味がとてもグット。
同じく、意外だった東山紀之。
イケてない感じもいけるという発見。
男も髪型で変わる。
北村一輝の濃さは、殿堂入り。
きちんとあのドラマをパロってるところも憎い。
そして、私が好きな作品にはいつも生瀬勝久が添えられている気がする。
抑えを知らないあの演技。
髪はないが神業がある。
このラストは、泣かずにはいられない。
エンディングの月光とエンドロールが流れ終わったところでのラスト。
そのあとの余韻。
劇場が真っ暗になってから、思う。
あぁ、終わってしまったのかと。
始まりがあれば終わりがある。
でも、終わりがあればまた新しい始まりがいつかやってくると信じたい。
これをみたら、惜しまずにはいられなくなるだろう。
最高のラストステージは、どうぞ劇場でご覧あれ。
ちぶ~的まるっと度5
まるっとすべて大好きだぁ!最後までずっとルンルンでした。多分、きっとみんなよりクスクスしちゃいました!