ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

\年間約300本の映画を鑑賞!ブログ運営歴20年!イラスト付記事を毎日更新中!/『トップガン』で映画を知り『13日の金曜日』でホラー映画漬けで脳みそもホラー化の生粋ホラ女!映画でもう一つの人生を手に入れられる!レベルアップ呪術を発動中!/

クロにする「クロニクル」

好きな色は黒だと答えたら魔女だと思われるだろうか。

 

クローゼットの中は気付けば黒っぽい服ばかり。

 

何も考えずに着れる黒は便利で怠け者に優しい。

 

そして丸顔にも優しい。

 

さすがに全身真っ黒スタイルにはしないようにはするけれど、冬になるとさらにダークになっていく。

 

で、ホラー愛も加速する。

 

外に出たくなくなるからひきこもっちゃうし。

 

身に着ける色と趣味趣向はつながっているのかもしれない。



「クロニクル」を見ると、超能力は思春期と密接につながっている気がてくる。

「クロニクル」

 


あらすじは....
超能力を手にした、高校生のアンドリュー(デイン・デハーン)、マット(アレックス・ラッセル)、スティーヴ(マイケル・B・ジョーダン)は、自分たちの姿をビデオで記録することに。超能力を使い、他人がかんでいるガムを口から取り出したり、女子のスカートをめくったり、空中でアメフトをしたりと、退屈だった毎日を刺激的なものに変える三人。そんなある日、クラクションを鳴らして後方からあおってきた車を、アンドリューが超能力でスリップさせる。それを機に、彼は超能力を乱用するようになり……。



「キャリー」男子版。

 

うまくPOVを使った新パターン。

 

ある日、手にした超能力。

 

思春期真っ只中の少年3人組に起きた変化。

 

友情、親、金が渦巻く少年たちのまだ小さい世界。

 

その中で、昨日までと違う自分になってしまったら..

 

青春が爆発する、面白くないわけがないオカルト青春物語。

 



アンドリュー(デイン・デハーン)がレオ様似のイケメンで夢中になる。

 

あの瞳が私まで狂わせる...

 

張り詰めた糸。

 

内気で反抗することさえできないアンドリュー。

 

秘密を分かち合った友人たちとは同じつながりを持っても、同じにはなれない。

 

劣等感が常に自分を支配している。

 

その感覚は、自分も学生の頃に抱いていた気がする。

 

クラスで目立つグループの子たちがキラキラしていて、うらやましいんだけど認めたくなくて。

 

家に帰れば行き場のない圧迫感を自分で抱え込んでいた。

 

そんなとき、自分は好き勝手にもがいていた気がする。

 

学校に行きたくなければサボったし、勉強したくなければ授業中は平気で寝てたし。

 

ある意味、私はある程度の自由はあったのかもしれない。

 

アンドリューにはそれがない。

 

感情の爆発は思春期特有の不安定な心。

 

たまりにたまった行き場のない気持ち。

 

そこに着火した過信はいつだって人を陥れる。

 

人間はそもそも弱い生き物だ。

 

たとえ、超能力を持ったとしても超人にはなれない。

 

過剰はなんでも人間を邪悪にする。

 

儚い青春の時間の中に必ず確かなものがあるはずなのに。

 

その小さな希望に気づかなければならない。

 

人間は決してこの世界の頂上にいるわけじゃないんだから。

 

 

 

 

ちぶ~的キャリー度4

やっぱり女子のような繊細さは足りないけれど、男子からしてみたら共感度高めの心理描写じゃなかろうか。男子の場合、かっこつけや見栄っ張りがアクセルな気がする。