シッチェス映画祭出品作品は大きくハズれることがない。
ホラー好きの心を躍らせる作品ばかり。
ふと思った。
私のような奴が参加する映画祭ではなかろうかと。
というか、私が参加しないでどうするんだと。
いつか絶対に行ってやる。
ハリウッドよりは簡単だ。
行きたいところもやりたいこともいっぱい。
夢の実現のために私がすることはただ一つ。
貯金...
わかっちゃいるけど、これがなかなか貯まりません。
「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト ベビー・ルーム」も無理があるとわかっちゃいるけど、面白い。
あらすじは...
若夫婦のフアンとソニアは、ベビー誕生を機に築は古いがきれいにリフォームされた家に引っ越した。荷解きも早々に、フアンは寝室からでも赤ん坊の様子が分かるよう、ベビー・ルームに音声モニターを取り付ける。だがその夜、モニターからは赤ん坊の笑い声と、聞き慣れぬ男の声が聞こえて来た。フアンはあわてて子供部屋に駆けつけるが、誰かがいた形跡は見あたらない。一度はラジオの混信だと納得したものの、不安に駆られたフアンは、今度はビデオカメラの付いたモニター装置をベビー・ルームに設置するのだが…。
ブロガーさんから評判のいい作品をやっと見れました。
モニターに映る何か。
追い込まれる尻に敷かれた夫。
明らかに怪しい新居。
だから安い物件には注意しなくてはならない。
過去の香りが現在まで染み渡る。
あなたは一体だ~れ。
まず、赤ん坊をベビールームにたった一人で寝かすということ自体どうかと思う。
海外の教育は自立促進教育が早い。
いや、早すぎやしないだろうか。
そもそも、モニターつけるなら一緒に寝ろよ。
モニターじゃなくて録画機能がついている監視カメラにしろよ。
....と思ってはいけない。
ここではモニターという選択肢しかないのだ。
自分の目に映る光景とは違うものがモニターに映し出される。
ここなのにここじゃない。
ビビる旦那。
私は旦那と恐妻の身長差の方にビビったけど。
そして。
腑抜けすぎだろうよ、旦那。
追い込まれるのが奥さんだったら完全に結末が変わる気がする。
そんなところも面白い。
好きだ。
好きだぜ、こういうの。
つっこみたいその行動。
ビビりのクセに好奇心が先走る感じ。
高倉健より意思表示が不器用になるコミュニケーション能力のなさ。
それでこそホラーだよ。
ホラーの定番をちゃんと踏襲してくれている。
ありがちのありがちをちゃんとやって傑作になるホラーは少ない。
これは貴重。
そして。
大好きだぞスペインホラー!
と、お土産のチーズケーキを食らいながら叫びたくなった次第。
ちぶ~的ビビ旦度5
ビビってる旦那を見るのが楽しい。隙間から覗く目がホラービジュアルとして完璧だぜ、旦那!