ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

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いちいちきゅうくつ「1941(いちきゅうよんいち)」

自由が好きだ。
 
枠にはまるのは嫌いだ。
 
いつだってふわふわしていたい。
 
だって疲れるじゃないか。
 
性に合わないんだ、そんな窮屈。
 
時々、過干渉な人に遭遇する。
 
いちいち人のあれこれを聞いてくる。
 
ゴシップ好きだけど自分は聞かれたくないというわがままを通用させてほしい。
 
こんなにネタのない私をつかまえてどうするんだろう。
 
言いたいときは自分で言う。
 
言わないのはそういうときじゃないから。
 
最近、大人になってきた私なので怒るまではいかなくなったけれど、ちょっとイラッとはする。
 
もうちょっとフラットにいった方が肌にいいのだろうか。
 
 
「1941(いちきゅうよんいち)」はやっぱりフラットには見れなかった戦争映画。

「1941(いちきゅうよんいち)」

 
解説...
真珠湾攻撃直後のカリフォルニア沖に突如浮上する大日本帝国潜水艦。ただの田舎町をハリウッドと勘違いした潜水艦が攻撃を決定したことから、陸の米軍と住民たちの大騒動が始まる。「JAWSジョーズ」「未知との遭遇」に続くスピルバーグ作品。
 
 
 

 

これはどっちだろう。
 
戦争映画って楽しげでいいものか。
 
否か。
 
まずはそこから悩む。
 
エンたタメを盛り込んだ戦争映画は新鮮だ。
 
が、つめ放題の袋がパンパンすぎて穴が開いてくるのと一緒で知らない間に流れていくストーリー。
 
三船敏郎まで流される。
 
日本の宝なのに...
 
まるで金持ちの道楽。
 
戦争映画なのに平和を感じてしまう好き勝手ムービー。
 
 
 
 

楽しさも難しさも戦争の愚かさでさえも忘却の彼方。
 
登場人物が多くて一人の名前も覚えられない。
 
逆によくもこんな大人数のキャラクターをまとめあげたと思う。
 
とにかく壮大なスケールで贅沢なコメディ。
 
.....のはずなのに笑うところが分からない。
 
もともと日本人とアメリカ人の笑いのツボは違う。
 
だけど、それが原因だろうか。
 
ドタバタコメディってこんなにドタバタしてただろうか。
 
サザエさんとバタ子さんが一気にやってくる感覚。
 
で、ますおさんもジャムおじさんも不在のため誰もしめてくれるひとがいない。
 
ツッコミを失ったボケは、ただの間抜けである。
 
 

 

スピルバーグジョーズに襲われ、未知の宇宙人と出会った後に戦争という舞台でダンス。
 
正直、踊っている場合ではない。
 
あんなにはしゃげない。
 
戦争というのは待ってくれない。
 
いつ死ぬかも分からない緊張があるはずだ。
 
それともダンスは平和への象徴だったのだろうか。
 
いまだ続く戦争だからこそスピルバーグは独自の平和への願望を託したのだろうか。
 
分からない。
 
そう考えているうちに何度も寝てしまう。
 
それはそれで平和を感じずにはいられないのですけどね。

 

 

 

 

ちぶ~的ノリノリ度3

ノリはいいけどノレない感じ。そのお気楽さが不安になる。人を笑わせるってそんなに簡単じゃないってことなのでしょう。