そんなにって言いたくなるほどリアクションのいい人がいる。
疲れないんだろうか。
愛想がいいのは悪いことではないけれど、そんなに相槌を打たれても困る。
しょうもない話をしにくい。
きっと自営業に向いている。
見習いたい、その愛想。
でも、何事もほどほどに。
「オーバー・ザ・トップ」みたいに家族まで失いそうになったりするかもよ。
解説.....
妻子を捨てトラック運転手として生きる男が、病気の妻に会うため10年ぶりに再会した息子と旅に出る。二人の間にできた溝は深く、息子は頑なになっている。男は、得意のアーム・レスリングを通して親子の絆の再生を試みるのだが……。M・ゴーラン、スタローン、二人の凡庸な面ばかりが強調された「チャンプ」もどきの作品。
スタローン、王道を行く。
アーム・レスリングを通して通わせる親子の絆。
「チャンプ」もどきと言われる凡作扱い。
でも、やっぱりスタローンだからこそ意味がある。
雑草魂。
どこにいても這い上がれるのが男。
筋肉モリモリの腕と腕がぶつかり合う。
スポーツはいつだって自分との闘い。
ここでもスタローンは純粋で一途でちょっと破天荒。
トラックを運転しながら腕を鍛えちゃう。
オーバーオールを着こなしちゃうちょいダサオヤジ。
息子にはなかなか受け入れてもらえない。
そうだと思う。
だって冴えないオヤジににしか見えないもん。
でも、息子は気付く。
アーム・レスリングをする父親を見て。
その強さにまっすぐさに今まで知らなかったオヤジの背中を見る。
安直でゆるい感動作。
それでもスタローンの熱戦は見れば絶対興奮してしまう。
結末なんか最初からわかってるけど、感動してしまう。
戦いと勝利が似合う男。
男親の愛情って不器用でかっこいい。
限界を超える。
可能性も選択も限度は最初からなかったのだ。
ちぶ~的ナイスインタビュー度5
試合中のインタビュー映像を挟む演出。本物の試合を見てるみたい。腕相撲がここまで白熱できるのはアメリカだからだと思う。