どこに行っても嫌な奴っているもんです。
どうでもいいことにケチつけてみたり。
チクチクチクチクと。
さそりみたいに毒を刺してくる。
あんなババァにはなりたくない。
若い子を可愛がれる余裕のあるババァになりたいもんです。
私には、お手本になる人が周りにたくさんいてよかった。
私のおねぇ様たちは本当にいい人たちばかり。
周りの影響って大事ですからね。
「女囚701号 さそり」 みたいに元々毒持ってる女がさらに刑務所に行くのは危険です。
解説.......
「ビッグコミック」に連載された篠原とおるの『さそり』を、神波史男と松田寛夫が脚色。監督は本作がデビューとなる伊藤俊也。主演の梶芽衣子による主題歌「恨み節」もヒットし、この曲は後にクエンティン・タランティーノ監督作品「キル・ビル」で使用された。
女子刑務所からの脱走を企てたナミ(梶芽衣子)と由紀子だったが、二人のもくろみは失敗に終わる。ナミは刑事の杉見と恋人同士だったが、麻薬のおとり捜査に使われた上、杉見に裏切られてしまった。ナミは復讐のため杉見を襲うが、逆に逮捕されてしまったのだ。ナミは刑務所で他の女囚から嫌われていたが、唯一、由紀子とだけは親しかった。ある日、刑務所で暴動が起こり、由紀子が射殺されてしまう。
独特のカメラ回しとファッション。
今回もあまりしゃべらない梶芽衣子。
ガンはつける。
男並みに暴れる。
武器はいつも包丁系。
鉄板の梶芽衣子映画。
だが、しかし。
コテコテのヤクザ映画描写がちょいと私にはキツめ。
なぜだろう。
どうしてもこの作品は、思ってたよりもハマれなかった。
「修羅雪姫」になくて「女囚701号 さそり」にあるもの。
色恋沙汰。
復讐の動機が真っピンク。
初めての男に裏切られた女の復讐。
梶芽衣子の裸、恥辱、レズ。
女にはちょっと胸やけする描写が多数。
男ウケは必至。
修羅雪の生まれ持った復讐心。
遂げても決して終わることのない復讐。
だからかっこよくて悲しくて。
こっちはザ・ヤクザ映画。
美化されてしまった復讐。
人を殺めることはどんな理由があってもかっこよくしてほしくない。
その罪は陰ることのない闇。
黒い復讐は、ずっと真っ暗の中にあるもの。
毒を持って毒を制す。
でも、その毒はいつか自分をも蝕んでいくものでないといけないと思うのです。
ちぶ~的殺人制服度5