スイカバーが歯にしみる。
そんな季節がやってきた。
と思ったら案外涼しい。
アイスを食べるほどでもない暑さが続いている。
このくらいの暑さで夏が終わってくれるといいのに。
去年は暑くて暑くてアイスばっかり。
食べ過ぎて虫歯にならないように気をつけよう。
歯医者はこの年になっても大っ嫌いだから。
そんな歯医者嫌いには「ダーク・フェアリー」の歯の妖精は全くファンタジーではない。
あらすじ....
両親の離婚が原因で心に傷を負った少女サリー(ベイリー・マディソン)は、父親のアレックス(ガイ・ピアース)と彼の恋人キム(ケイティ・ホームズ)と共に郊外にある屋敷に移り住むことに。ある日サリーは封印されていた地下室を発見するが、そこにはえたいの知れない魔物がひそんでいた。そして地下室にあった小さい扉を開けてしまうが、それ以来屋敷では不可解な出来事が続発し、サリーを狙い闇の奥から魔物たちが迫ってきて……。
出た。
得意のダークファンタジー。
「パンズ・ラビリンス」が素晴らしかっただけに霞む。
ダークなのはフェアリーだけじゃない。
主人公の女の子も義理母演じたケイティ・ホームズも暗い。
誰にもオーラがない。
これでいいのか。
それでも母性愛には心打たれる。
サリー演じたベイリー・マディソン。
不機嫌顔。
ケイティ・ホームズはお疲れ顔。
ちょっとこの二人はブサイク部分が似ている。
相性はいい。
だけど、この二人を掛け算しても地味にしかならない。
ダークファンタジーだからなのか。
ホラーのような強烈さも恐怖もない。
不気味な歯の妖精が鬱陶しいだけ。
あと、妖精の定義が分からない。
あれは、アクティブなネズミ系に分類されるだろう。
きっと過度な期待は厳禁。
脚本と製作だけでなく、監督もギレルモがしていたら違ったかもしれない。
ギレルモの映画はいつも女が主役。
男にはないもの。
子供を産む強さ。
たとえ自分が産んでいなくても女は子供を愛せる強さがある。
それは血のつながりとは関係なく流れている愛。
母と子の絆。
母は子を守るためならどんなことでもする。
自分を犠牲にし、子を守る。
何も失わずに与えられる愛はない。
女の生まれ持った本能。
愛は犠牲の上に成り立っている。
やはり女は強い。
ちぶ~的なんちゃってギレルモ度5
ギレルモ押しのパッケージ見て借りたのに、見てみたら監督が違う......脚本と製作までやるのなら、監督もやれよ。それとも手におえないと思って身を引いたのか.....